タイトル等
ロシア科学アカデミー図書館所蔵
川原慶賀の植物図譜
会場
埼玉県立近代美術館
会期
2017-04-08~2017-05-21
休催日
月曜日(5月1日は開館)
開催時間
10:00~17:30
(展示室への入場は17:00まで)
観覧料
◎一般1000円(800円)、大高生800円(640円)
※( )内は20名以上の団体料金。 ※中学生以下と障害者手帳をご提示の方(付き添い1名を含む)は無料です。 ※併せてMOMASコレクション(1階展示室)もご覧いただけます。
主催者
埼玉県立近代美術館
協賛・協力等
後援/駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁
特別協力/ロシア科学アカデミー図書館、長崎歴史文化博物館
協力/フィンエアー、フェンエアーカーゴ、JR東日本大宮支社、FM NACK5 企画協力/株式会社アートインプレッション
概要
長崎の絵師、川原慶賀(かわはらけいが、1786-1860?)は江戸時代後期、日本人の立ち入りが厳しく制限されていた出島の出入りを許され、オランダ商館の求めに応じて、日本の様々な文物を描いた膨大な数の絵画を制作していました。
とりわけ、慶賀は出島のオランダ商館の医師として来日したドイツ人の医師・博物学者、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796-1866)と交流を深めました。日本の自然や生活文化、特に植物に対しては強い関心を持ったシーボルトの要求に応えて西洋画法を習得した慶賀は、彼に随行し、長崎や江戸参府の途上で、植物の姿かたちを正確にうつした写生図を数多く描きました。シーボルトがヨーロッパに持ち帰った慶賀や他の絵師による植物図譜のうちおよそ1,000点はシーボルトの死後ロシアに渡り、現在ロシア科学アカデミー図書館に収められています。
慶賀人物像を明らかにする資料は少なく、その多くの部分は謎に包まれています。しかし植物図譜をはじめ、長崎の風景や人々の暮らしを描いた作品は、この画家が鋭い観察眼と、見たものを生き生きとうつしとる高い技量を持っていたことを物語っています。
本展では、ロシア科学アカデミー図書館が所蔵する川原慶賀の植物図譜から125点を紹介するとともに、国内に所蔵されている作品資料を通して、慶賀の眼が何を見つめ、どのようにうつしとっていたのかをたどります。
イベント情報
◎講演会「川原慶賀の長崎歳時記」
講師:下妻みどり(ライター、『川原慶賀の「日本」画帳』編著者)/4月15日(土)15:00~16:30(会場は30分前)/2階講堂/定員:100名(当日先着順)/料金:無料/内容:川原慶賀が暮らした江戸後期の長崎は、どんな様子だったのでしょうか。精霊流しやくんちなどの長崎らしい祭から、一般的な年中行事まで、現代の生活にも通じる歳時記と、植物画とはまた違った慶賀作品の世界をご案内します。
◎講演会「川原慶賀の植物図譜」
講師:大場秀章(東京大学名誉教授)/4月23日(日)15:00~16:30(開場は30分前)/2階講堂/定員:100名(当日先着順)/料金:無料/内容:シーボルトに見出された長崎の絵師、川原慶賀。ロシアに伝えられた慶賀の植物図譜の特徴とその魅力について、シーボルトとの交流や江戸時代の植物学の興隆といった時代背景とともにご紹介します。
◎ミュージアム・コンサート
①4月22日(土)/出演:川嶋哲郎(サックス、フルート)、②5月7日(日)/出演:井上陽介(ベース)/各日とも15:00~(開場は30分前、演奏時間は約60分)/地階センターホール/定員60席(当日先着順)/料金:無料/内容:ジャズプレイヤーの枠を超えて活躍中のミュージシャンが花にまつわるナンバーなどをお届けします。
◎担当学芸員によるギャラリー・トーク
4月29日(土・祝)、5月13日(土)/各日とも15:00から30分程度/2階展示室/企画展観覧料が必要です。
*ご希望のグループに「川原慶賀の植物図譜」の見どころをご案内します(予約制)。
お問い合わせ・ご予約は電話048-824-0110 教育・広報担当まで。
ホームページ
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=358
会場住所
〒330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
交通案内
■ JRをご利用の場合
JR京浜東北線 北浦和駅西口より 徒歩3分 (北浦和公園内)
JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まで、それぞれ約35分

■ バスをご利用の場合
国際興業バス、西武バスとも 北浦和駅西口前下車 徒歩3分
ホームページ
https://pref.spec.ed.jp/momas/
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
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