市川市では、ゆかりの文化人や芸術家を広く紹介するために「市川の文化人展」を開催しています。今回は、市内在住の抽象画家 髙橋甲子男氏(1935-)をご紹介します。
髙橋甲子男氏は、千葉県市原市に生まれ、県立市原高等学校に入学し、美術部で後に銅版画の第一人者として知られる深沢幸雄氏の指導を受けます。武蔵野美術大学在学中から読売アンデパンダン展やグループ展、個展などで発表を重ねながら、今日まで現代美術の世界を邁進しています。
近年の作品は、原風景ともいえる自然の山森川滝に宿る魂を思慮して描き、その作品はアニミズム・アートとも呼ばれています。今回、市川市での個展開催にあたり、この展覧会に向けた新作や代表作を含め、約25点の作品から現代美術を追及する髙橋甲子男の世界をご堪能ください。