タイトル等
民俗資料室ギャラリー展示23
面 めん/つら
民俗資料にみる顔の表現
●面を身につけること。
●自らの存在を隠すこと。
●その面が表すものになること。時には人間以上の存在にさえなれること。
●神や精霊といった超自然的な存在と交信すること。
●面は目に見えない世界に足を踏み込み、様々な存在の境界を危うくし、越えていくものである。
会場
武蔵野美術大学
民族資料室ギャラリー13号館2階
会期
2016-10-17~2016-11-12
休催日
日曜日
10月30日(日)は特別開室
観覧料
無料
主催者
武蔵野美術大学 美術館・図書館
協賛・協力等
[企画]武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室
概要
●「顔」は人間の体の中で、その人を象徴する最たるパーツであり、顔を判別することは他者を認識する最も簡単な方法です。そのため、肖像画・肖像彫刻という美術様式が生まれる以前から、あらゆる表現において「顔」は重要な意味をもつモチーフでした。本展では、「顔」という要素に注目し、神や人、動物の顔を象った様々な資料をご覧いただきます。特に、日本各地の張子をはじめとする「面(めん)」を中心に、何かの顔を描いた、あるいは形作った玩具なども合わせて展示いたします。
●「面(めん)」を用いた祭礼や儀礼、演劇はそれぞれの文化に存在します。それは超自然的な存在を憑依させる容れ物であり、同時にそうした存在そのものでもあります。人は仮面を身につけることで、それが表すもの、時には人間以上の存在になれるのです。つまり、「面(めん)」は目に見えない世界、神や精霊といった超自然的な存在と交信するための手段の一つといえます。
●一方で、顔の造形=「面(つら)」そのものが魔除けなどの効果を持つこともあります。また、顔の一部あるいは全体を誇張したり簡略化したりすることで、笑いや娯楽の対象とされるものもあります。
●これらの「面(めん/つら)」は、人々の願いや信仰を背景に、それぞれの文化で育まれた想像力によって生み出されました。本展では、多種多様な顔を持つ民俗資料を通して、文化や歴史を凝縮した、その造形的魅力を紹介いたします。
イベント情報
[イベント]
「仮面」を観る-エンサイクロぺディア・シネマトグラフィカ上映会
エンサイクロプぺディア・シネマトグラフィカより、世界の様々な仮面とそれを用いた文化の一端をご紹介します。
生きた仮面たちの姿に、あなたの「仮面」イメージもくつがえされるはず!!
[日時]2016年11月10日(木)16:30~18:00(上映時間 約1時間)
[入場]無料(先着順、満席になった場合、入場をお断りすることもございます。)
[会場]武蔵野美術大学 美術館ホール

この他にもイベントを開催予定です。詳細は当館ウェブサイトに掲載します。
会場住所
〒187-8505
東京都小平市小川町1-736
交通案内
1. JR中央線「国分寺」駅乗換、西武国分寺線「鷹の台」駅下車 徒歩約18分

2. JR中央線「国分寺」駅北口下車徒歩3分、西武バス「国分寺駅北口入口」発、「武蔵野美術大学」下車すぐ (バス所要時間 約20分)

※お車でのご来館は、ご遠慮下さい。
ホームページ
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/
東京都小平市小川町1-736
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