タイトル等
パリに生きる パリを描く
―M氏秘蔵コレクションによる―
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2016-09-10~2016-10-23
休催日
毎週月曜日(ただし、9/19・10/10は開館し、9/20・10/11は休館)
開催時間
9:30~17:00
入館は16:30まで
ただし、9月10日は開会式のため10:30に開館
観覧料
一般800(650)円 高校生500(350)円 小中学生300(150)円
※( )内は団体20名以上
※前売は一般個人のみ700円
※笠岡市内の小中学生及び笠岡市内在住の65歳以上は無料(年齢のわかるもの、笠岡っ子無料パスを提示してください)
主催者
笠岡市立竹喬美術館、稲沢市荻須記念美術館、神戸市立小磯記念美術館
協賛・協力等
◎共催=山陽新聞社
◎助成=一般財団法人地域創造
概要
第一次世界大戦前後から1930年代にかけてのパリには世界中の芸術家が集い、百花繚乱の様相を呈して、「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれました。世界中の文化がフランスの文化と出会い習合するエコール・ド・パリの現象を、美術評論家福島繁太郎は「一種の接触文化」と評しています。
1921(大正10)年11月18日、国画創作協会設立会員の土田麦僊、小野竹喬、野長瀬晩花は洋画家黒田重太郎を先導役として、パリに到着しました。世界に通じる絵画として日本画を革新するべく、麦僊らは接触文化の坩堝の地に身を投じ、日本人の芸術家としての本源(アイデンティティ)を探求しようとしたのです。この1921年当時のパリには、日本の洋画家、日本画家、そして美術評論家が多く集い、留学と芸術巡礼を目的として、フランス文化と日本文化のキャッチボールを行い、煩悶しつつも明日の指針を見出そうとしていました。
このたびの企画は、まさしくこのエコール・ド・パリを代表する藤田嗣治をはじめ、パリに生き、パリを描いた日本の洋画家たちの足跡を、M氏秘蔵コレクションの逸品70点を主に紹介しようとするものです。M氏は1986年に開催された「パリを描いた日本人画家展」(神奈川県立近代美術館、三重県立美術館等)に触発され、以来30年間にわたって、このテーマに沿った蒐集を進め、珠玉のコレクションを形成されました。
小野竹喬、荻須高徳、小磯良平を顕彰する、笠岡市立竹喬美術館、稲沢市荻須記念美術館、神戸市立小磯記念美術館の三館は、このM氏コレクションに各館の所蔵作品14点を合わせた84点により、フランス文化のモダニズム形成に異邦人として、また日本文化の革新に先駆者として、日本人画家が果たしたそれぞれの役割を検証してみたいと思います。季節の移りゆきと行き交う人々の暮らしが彩るパリの街角、その魅力を捉えた作品をご覧いただき、おしゃれな心の旅をしていただければ幸いです。
イベント情報
□子供のためのスケッチ教室「パリの風景を描いてみよう」
募集定員/20名 講師:光延由香利氏(画家)
10月8日(土)13:30~15:00

□大人のための絵画教室「ヨーロッパの街角を描く」
募集定員/20名 講師:長原勲氏(画家) 9月18日(日)13:30~15:00

□市民のための対談講座「パリに生きる、パリを描く」
募集定員/40名 講師:河合志穂氏(稲沢市荻須記念美術館主任学芸員)・上薗四郎(笠岡市立竹喬美術館館長)
10月2日(日)、22日(土)の2回 13:30~15:00

※詳細は美術館にお尋ねください(0865-63-3967)
ホームページ
http://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/30/pariten.html
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
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