タイトル等
神戸開港150年プレイベント
松方コレクション展
松方幸次郎 夢の軌跡
会場
神戸市立博物館
会期
2016-09-17~2016-11-27
休催日
月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、10月11日(火)
開催時間
9時30分~17時30分
(土曜日は19時まで、入館は閉館の30分前まで)
観覧料
当日
(一般) 1,500円 (高校・大学生) 1,100円 (小・中学生) 600円
前売・団体
(一般) 1,300円 (高校・大学生) 900円 (小・中学生) 450円
※団体は20人以上。※65歳以上で「神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)」持参の方は当日一般料金が半額。
※障害のある方は身体障害者手帳・療育手帳などの提示で無料
※神戸市および隣接6市1町、篠山市、淡路3市、鳴門市、徳島市の小中生は、「のびのびパスポート」の提示により無料。
※小学生未満は無料。

<チケット販売場所>
チケットぴあ(Pコード767-705)、ローソンチケット(Lコード55846)
セブンイレブン、イープラス、CNプレイガイドなど、主要プレイガイド、コンビニエンスストア
主催者
神戸市立博物館、神戸新聞社、日本経済新聞社、NHK神戸放送局
協賛・協力等
後援=サンテレビジョン、ラジオ関西
特別協賛=川崎重工業株式会社
協賛=野崎印刷紙業株式会社、ヤマトロジスティクス株式会社、エールフランス航空、KLMオランダ航空
概要
この秋、神戸市立博物館では、「松方コレクション展」を開催します。当館は平成元年(1989)に「松方コレクション展」を開催しましたが27年ぶりとなり、新発見作品と「フランスから見た松方コレクション」という視点を加えて、神戸と大変かかわりの深いこの偉大なコレクションの精華を紹介します。
松方幸次郎(1865~1950)は、鹿児島に生まれ、アメリカのラトガーズ大学、エール大学に学びました。現在の川崎重工株式会社、神戸新聞社の初代社長で、日本の近代産業の発展に尽力した実業家でした。
その一方で松方幸次郎は、「松方コレクション」と称される西洋美術の一大コレクションを形成した大収集家として知られています。松方は本格的な西洋美術に触れることができなかった日本人のために、上質の美術作品を日本に紹介したいと考え、第一次世界大戦中の1916年から1927年までの11年間、私財を投じてヨーロッパで精力的に美術品を収集しました。また松方は、浮世絵のコレクションを一括してフランスの地で購入し、日本に里帰りさせました。
しかし、1927年に勃発した金融恐慌のあおりを受け、日本にもたらされた1300点におよぶ作品は散逸を余儀なくされました。浮世絵のコレクションは、一括して帝室博物館(現東京国立博物館)に移管され現在に至っています。関税の問題から、日本に運ぶことができずフランスに残され、第二次世界大戦をくぐりぬけた絵画・彫刻370余点のコレクションは、戦後、交渉を重ねて、1959年、留め置かれた19点を除いてフランスから「寄贈返還」されました。このコレクションを中心に、上野に国立西洋美術館が設立され現在に至っています。本展では、戦後、フランスに留め置かれた19点の作品のうちのロートレック、ピカソ、スーティン、セザンヌ、モローの5点の作品が、松方ゆかりの地・神戸で展示され、広く公開されます。
また本展は、「フランスから見た松方コレクション」という視点を取り入れています。松方コレクションに多く含まれ、機会があれば購入したであろうフランス絵画の名品を選りすぐってフランス諸館から借用します。松方コレクション以外のコロー、ドービニー、エンネル、バスティアン=ルバージュ、カロリュス=デュラン、カリエール、コッテほか、フランス絵画の名品18点をあわせて展示します。
本展は、松方コレクション101点、松方以外のフランス絵画18点、東京国立博物館所蔵の歌麿、北斎の浮世絵19点、さらに関係資料20点を加えた約160点を展示します(版画作品は展示換えがあります)。美術館建設を夢見ながらも一大コレクションの散逸を防ぐことができなかった松方幸次郎の叶わなかった想い、夢の軌跡をあとづけるまたとない展覧会になるものと考えています。
イベント情報
◆記念講演会(各日定員180人)
9月17日(土)「松方コレクション再考」
講師=岡 泰正(神戸市立小磯記念美術館 神戸ゆかりの美術館館長 本展統括)
9月24日(土)「松方幸次郎の出会ったイギリス-造船業と文化を中心に-」
講師=光永雅明(神戸市外国語大学 英米学科教授)
11月5日(土)「松方コレクションと国立西洋美術館」
講師=村上博哉(国立西洋美術館 副館長)
上記いずれも、会場=神戸市立博物館 地階講堂 時間=14:00~15:30
※聴講無料(ただし、本展観覧券が必要。当日13:00より講堂前で入場整理券を配布します)

◆イヴニング・レクチャー(学芸員による展覧会の見どころ解説。定員180人)
会期中の毎週土曜日 17:00から約30分
会 場=神戸市立博物館 地階講堂
※聴講無料(ただし、本展観覧券が必要。当日先着順)

◆ジュニアミュージアム講座(展覧会関連の参加型ワークショップ)
①10月29日(土)14:00~16:00
「合体アートを創りだせ!~松方コレクションの名作を合体させて新しい絵を創ってみよう~」
②11月19日(土)14:00~16:00
「ピカソに挑戦せよ!!~ピカソの描き方にチャレンジしてみよう~」
※いずれも小学4年生~中学生。参加費500円。定員は各回20名、往復ハガキに希望講座名、参加希望の子供全員の名前、学年、電話番号、返信用の宛名を明記し、
〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 神戸市立博物館「子供プログラム」係
応募者多数の場合は抽選。1枚のハガキで本人を含めて3名まで申し込み可。
1枚のハガキで複数の講座への申し込みは不可。
申込締切は①10月15日(土)、②11月5日(土)、いずれも消印有効。
保護者含め別途入館料(団体割引料金適用)が必要。

◆親子鑑賞会(展覧会のやさしい解説と鑑賞)
11月13日(日)①10:30~12:00②14:00~15:30
※いずれも中学生以下の子供とその保護者。定員は各回50組。
参加費無料(ただし、入館料が必要。各回開始30分前から講堂前で整理券を配布します)
ホームページ
http://www7.kobe-np.co.jp/blog/matsukata-collection/
会場住所
〒650-0034
兵庫県神戸市中央区京町24
交通案内
●JR「三ノ宮」駅、ポートライナー・地下鉄(山手線)「三宮」駅、阪急・阪神「神戸三宮」駅から 南西へ徒歩約10分
●JR・阪神「元町」駅から 南東へ徒歩約10分
●地下鉄(海岸線)「旧居留地・大丸前」駅から 南東へ徒歩約5分
●新幹線「新神戸」駅で 地下鉄(山手線)に乗り換え「三宮」駅下車
●神戸空港からは ポートライナーで約18分、「三宮」駅下車
ホームページ
https://www.kobecitymuseum.jp/
兵庫県神戸市中央区京町24
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