2015年、三分一博志により、「直島ホール」と個人住宅「直島の家-またべえ-」が誕生しました。この2つの建築には、同じコンセプト「The Naoshima Plan」が根底にあります。三分一は設計にあたって本村の集落に通い、周辺の風や水・太陽の動きを2年半かけて調査しました。そこから見えてきたものは、中世から脈々と受け継がれている、自然に寄り添った本村のまちなみと暮らしの在り方でした。本展では、こうした島の価値が再認識され、次世代に継承・展開されていくことを目指し、「The Naoshima Plan」を紹介します。