本からひも解く"画家・いわさきちひろ"の世界
愛読書には、その人の生き方や思想が映し出されます。いわさきちひろは、どのような本を読み、絵を描くときの参考にしていたのでしょうか。
幼いころ、モダンな世界に心躍らせた雑誌「コドモノクニ」、娘時代に、その生き方と文学に深く共感した宮沢賢治……。今も生前のままに保存されているアトリエ(ちひろ美術館・東京内)には、ちひろの感性を育んだ文芸書のほか、美術書、植物や動物図鑑、育児書、料理本など、母として、画家としてのちひろの姿を物語る蔵書が多く残されています。
本展では、作品とともに、アトリエの書籍や資料を展示し、創作の源泉を探ります。"本"を通して浮かび上がる、ちひろの人生と画家としての足跡をご覧ください。