雲をじっと見つめたことはありませんか?
単純な雲の形から、様々なイメージを感じ取ったことは?
芸術作品でも同じことが言えます。
芸術作品を造る作家たちは、情報や社会の動き、人々との交流・出会い・別れなどあらゆることを、独自の感性で敏感に受け止めます。受け止めたものは、作品として表現されます。作家一人ひとりが違うように、作品も様々なものがあり、鑑賞者にも色々なイメージをもたらしてくれます。
この度、世田谷美術館のコレクションの中から、厳選された“おもしろいかたち”の作品48点をご紹介します。無駄をそぎ落とすかのように生み出される洗練されたかたち、私達をわくわくさせてくれるかたち、そして、私達に物語を与えてくれるかたち。様々な形をとおして、豊かにイメージを膨らませていただければと思います。美術の専門知識がなくても、見て、感じて、楽しめる展覧会。それが、「おもしろいかたち・いろいろ」です。