タイトル等
没後40年 髙島野十郎展
―光と闇、魂の軌跡―
― 月ではなく闇を描きたかった。闇を描くために月を描いた。月は闇を覗くために開けた穴です
会場
足利市立美術館
会期
2016-06-18~2016-07-31
休催日
月曜日 (ただし7月18日は開館)、7月19日[火]
開催時間
午前10時~午後6時
入館は午後5時30分まで
観覧料
一般 700(560)円 / 高校・大学生 500(400)円 / 中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方は、観覧料が免除になります。 ※「いきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)。
※第3日曜日「家庭の日」(6月19日、7月17日)は中学生以下のお子さまを同伴のご家族は無料となります。
主催者
足利市立美術館
協賛・協力等
企画制作:福岡県立美術館、テレビ西日本 協力:(公財)足利市みどりと文化・スポーツ財団、東武鉄道(株)
概要
高島野十郎(1890-1975)は、生前ほとんどその名が知られることはありませんでした。1986年、福岡県立美術館での初の回顧展をきっかけに注目され、近年ますます評価が高まっています。彼の作品は独自の絵画観に貫かれています。「写実の極致、やるせない人間の息づき―それを慈悲といふ」という言葉は、写実を越えて人間の存在そのものに言及するものであり、深い思索をうかがわせます。
久留米市の酒造家に生まれた野十郎は、東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業しますが、画家となる道を選びました。「世の画壇と全く無縁になることが」彼の「研究と精進」であり、いかなる美術団体にも属さず、家庭をもつことさえ望まず、ひたすら画業に専念しました。晩年は千葉県柏市の郊外に自ら設計したアトリエを建て、電気、ガス、水道のない環境で制作、精力的に国内を旅し多くの作品を手がけました。
没後40年を記念する本展では、野十郎の独自性が発揮された「蠟燭」や「月」シリーズ、風景画や静物画の代表作、さらに初公開作品を交えた約150点によりその全貌に迫ります。また、最新の科学調査による技法分析結果も紹介し、多角的なアプローチを試みます。
この機会に野十郎のたぐいまれな作品群に触れ、その深遠な絵画世界をご堪能ください。
イベント情報
◎ 講演会「野十郎の奇蹟」
講師:西本匡伸氏 (福岡県立美術館副館長)
日時:7月2日[土] 午後2時より
会場:足利市立美術館多目的ホール
定員:60名
参加ご希望の方は電話(0284-43-3131)でお申込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
※参加は無料ですが、展覧会観覧の場合は観覧券(高校生以上)が必要です。

◎ 学芸員によるギャラリートーク
日時:6月26日[日]、7月23日[土] 各日午後2時より
参加ご希望の方は当日午後2時に美術館入口受付までお集まりください。
※参加は無料ですが、観覧券(高校生以上)が必要です。

◎ 対話型観賞の会「作品の声を聴こう」
対話型鑑賞とは、一点の作品を、美術の知識にたよらず自由に観て、その感想をみんなで話し合いながら作品の理解を深める鑑賞方です。展示室で出品作品をもとに、ファシリテーター(司会役)が参加者に質問しながら対話を進めます。
日時:6月19日[日]、7月17日[日] 各日午後2時より
対象:中学生~一般(6月19日)、小学生(7月17日)
定員:各15名
協力:あしかが対話型鑑賞の会
参加ご希望の方は電話(0284-43-3131)でお申込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
※参加は無料ですが、観覧券(高校生以上)が必要です。

*同時開催の(公財)足利市民文化財団主催「堀川國廣作『脇指』特別展示」(6月18日―7月3日)は無料でご覧いただけます。
会場住所
〒326-0814
栃木県足利市通2-14-7
交通案内
電車:
JR両毛線「足利駅」・東武伊勢崎線「足利市駅」下車 徒歩10分
バス:
足利市生活路線バス「美術館前」下車
車:
北関東自動車道「足利I.C.」より15分、「太田・桐生I.C.」より20分
東北自動車道「佐野・藤岡I.C.」より40分
ホームページ
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
栃木県足利市通2-14-7
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