当館では開館50周年を記念し、かつて実施していた『山種美術館賞』の趣旨を継承した公募展『Seed 山種美術館 日本画アワード』を新たな形で再開いたします。
このたびのアワードにともない開催する本展では、厳正な審査の結果選ばれた4点の受賞作品を含む40点の入選作品を展示、公開します。応募作品はいずれも個性が光る魅力的な力作が多く、7人の審査員による審査も白熱したものとなりました。その中から大賞・京都絵美 (みやこ えみ)《ゆめうつつ》、優秀賞・長谷川雅也 (はせがわ まさや)《唯 (ただ)》、特別賞(セイコー賞)・狩俣公介 (かりまた こうすけ)《勢焔 (せいえん)》、審査員奨励賞*・外山諒 (とやま まこと)《Libing pillar》の4点の受賞が決定しました。本展では加えて、松尾敏男 (まつお としお)《翔》、小山硬 (おやま かたし)《天草》(いずれも山種美術館)など、過去の「山種美術館賞展 今日の日本画」の第1回~第4回の大賞と優秀賞作品12点を参考出品します。
開館以来、各時代の日本画を応援してきた当館のあゆみを振り返るとともに、現在そして未来の日本画をになう若手画家の作品をとおして、それぞれの時代の息吹をお伝えします。
*審査過程において、審査員全員からの要望により、今回特別に「審査員奨励賞」を設けることになりました。