- タイトル等
- 会場
- 東京国立近代美術館
ギャラリー4 [2F]
- 会期
- 2016-11-22~2017-02-12
- 休催日
- 月曜日(1月2日、9日は開館)、年末年始(12月28日[水]―2017年1月1日[日・祝])、1月10日[火]
- 開催時間
- 午前10時~午後5時
金曜日・土曜日は午後8時まで
(入館は閉館30分前まで)
- 観覧料
- 一般430(220)円、大学生130(70)円
( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。高校生以下および18歳未満、キャンパスメンバーズ、MOMATパスポートをお持ちの方、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。上記料金で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。
無料観覧日=12月4日(日)、2017年1月2日(月)、2月5日(日)
- 主催者
- 東京国立近代美術館
- 概要
瑛九(本名:杉田秀夫、1911-1960)は1936年にフォト・デッサン集『眠りの理由』で鮮烈なデビューを飾り、その後さまざまな技法を駆使しながら独自のイメージを探求した芸術家です。
フォト・デッサンとは、印画紙の上に針金や網など具体的な物体や、さまざまなかたちに切り抜いた紙などを置いて感光させ、イメージを定着させる技法ですが、この制作のためには、暗室の中で作業しなければなりません。また瑛九は、1937年に結成された自由美術家協会の第1回展に「レアル」と題した一連のコラージュを発表しますが、これらは、闇の中に得体の知れない物体が浮かぶ奇妙なイメージの作品でした。このたびの展覧会名「闇の中で「レアル」をさがす」は、こうした作品の性格に由来していますが、それだけではありません。彼は、簡単に言葉で言い表せない本当の「レアル=現実」のありかを求めて、理性の光の届かない、無意識の闇の底にまで降りていこうとしました。彼の視線を追体験することで、私たちもまた「レアル」なものに対する感覚を研ぎ澄ませることができるはずです。
当館は近年、瑛九の評伝を著した友人の画家、山田光春(1912-1981)の旧蔵していた作品と資料をまとめて収蔵しました。本展では、その中から約50点の初公開作品、書簡などの関連資料に加え、当館で以前から所蔵している作品もまじえて、「レアル」を求めて苦闘するデビュー前後の瑛九の実像を紹介します。
- イベント情報
- 講演会
「書簡から読み解く 1935-1937年の瑛九」
2016年12月17日(土)14:00~15:30
2017年1月7日(土)14:00~15:30
大谷省吾(当館美術課長・本展企画者)
会場=東京国立近代美術館講堂(地下1階)
開場は開演30分前、聴講無料、申込不要、先着140名
- ホームページ
- http://www.momat.go.jp/am/exhibition/ei-q/#section1-1
- 展覧会問合せ先
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)