新潟県立近代美術館・万代島美術館の所蔵品から、美術家たちが10代から30代にかけて制作した作品を集めて展示します。たとえば同じ20歳で描かれた作品でも、悩みながら自分のスタイルを模索中の画家もいれば、すでに完成された画風に到達している画家もいます。地域によって、時代によって、その年齢が持つ意味も様々に異なるはず、その違いにもご注目ください。
また、32歳で亡くなった難波田史男(1941-74)の作品を特集展示いたします。詩情豊かなその世界は「青春」をテーマにした本展にふさわしく、みずみずしい色彩と線描をたっぷりと味わっていただくことができます。
西洋美術、日本画、洋画、版画、写真など、古今東西、様々なジャンルの作品が並ぶのも本展の大きな特徴です。美術家たちの多様な青春時代をぜひお楽しみください。