タイトル等
所蔵品による小企画展
生誕150年
黒田清輝と白馬会・光風会の仲間たち
~黒田のもとに集った芸術家たち~
会場
鹿児島市立美術館
会期
2016-11-10~2016-12-25
休催日
月曜日
開催時間
9時30分~18時
(入館は17時30分まで)
観覧料
一般 300円
高大生 200円
小中生 150円
※所蔵品展と共通、年間パスポートでもご観覧いただけます。
概要
本年は、明治から大正にかけ日本の近代洋画の発展に大きな影響を与えた黒田清輝(1866-1924)の生誕150年にあたります。彼が関わった白馬会や光風会の画家たちの作品とともに、黒田の功績を振り返ります。
黒田は1886(明治17)年、18歳のとき法律研究のためにフランスに渡りますが、途中で洋画修行に転じます。師ラファエル・コランから明るい画風の絵画を学び、現地のル・サロンで入選するなどの活躍を見せました。
1893(明治26)年6月、フランスから帰国した黒田は、明治日本の洋画界に新風を吹き込みます。黒田らは、明治美術会を脱会し、1896(明治29)年、白馬会を結成しました。ここに藤島武二や和田英作など多くの画家たちが集い、外光派と呼ばれる明るく清新な画風で洋画界をリードする勢力となりました。1907(明治40)年に文部省美術展覧会(文展)が開設されたことに伴い、白馬会は第13回展を最後に解散しましたが、歴史や宗教、説話などが主要なモチーフであった洋画界に、自由な自然主義的表現を定着させたのです。
白馬会解散後、若い画家たちの間で新たに発表の場を求める声が上がり、黒田に恩恵を受け、彼を非常に尊敬していた白馬会会員たちが、1912(明治45)年に「隠れた無名の花を紹介する廣い花園を開拓する」という趣意の下、光風会を創立し、第100回展を越えた現在まで、黒田の精神と志が脈々と引き継がれています。
近代日本の美術界に新風を興し、時代を動かした黒田とその影響を受けた画家たちの作品をご観覧いただき、当時の熱い思いを感じていただければ幸いです。
イベント情報
■ギャラリートーク
11月12日(土)、11月26日(土)
12月10日(土)、12月24日(土)
各日、14:00~15:00
展示室にて開催。要観覧券。
会場住所
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
交通案内
公共交通機関で来館の場合
■ カゴシマシティビューバス「西郷銅像前」下車、徒歩1分。
■ 市電「朝日通」、バス「金生町」下車、徒歩5分。
■ 鹿児島本線 鹿児島中央駅より、車で10分。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
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