長野県松本市と鹿児島市は、平成24年に文化・観光交流協定を結びました。国宝松本城下に発展した歴史を持ち、北アルプスなどの美しい自然に恵まれる松本市は、近年再注目される幻の日本画家 西郷孤月や、世界的に活躍する現代アーティスト 草間彌生に代表される多くの芸術家を輩出しています。
本展は、松本市の文化芸術の拠点として平成14年に開館した松本市美術館の全面的なご協力のもと、その充実したコレクションを鹿児島で初めて本格的にご覧いただく展覧会です。信州・松本ゆかりの作家を中心に、日本画、洋画、彫刻、書、工芸まで、多彩な作品の数々が一堂に揃います。
1950年代から近年に到る草間彌生の作品は見どころのひとつです。また、信州の山々とともに桜島を描いた田村一男など、美術の視点から見つめた鹿児島とのつながりもご紹介します。
※会場内の温湿度と明るさは、作品の保存に適した値まで下げています。ご理解のうえ体温調節ができる服装でのご来館をお勧めします。