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タイトル等: ジブリの立体建造物展
部分を見れば、全体が見える。
会場: 長野県信濃美術館
会期: 2016-04-16～2016-06-26
休催日: 毎週水曜日 (ただし、5/4 [水]開館)
開催時間: 9:00～17:00
入館は16:30まで
観覧料: 大人・大学生 1,200円、前売券 1,000円、高校生以下無料
※団体 1,100円 (20名様以上)
東山魁夷館との共通料金大人・大学生 1,500円 (当日券のみ)
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、付き添い1名は無料

[プレイガイド]
<店頭> セブン-イレブン(セブンチケット)、ローソン(Lコード:36167)、サークルKサンクス(Pコード:767-259) ファミリーマート(Famiポート)、※ながの東急、※井上プレイガイド、※アイシティ21、※平安堂全店 (※～4/15)
<web> イープラス、楽天チケット、テレビ信州チケットセンター
主催者: 長野県/長野県信濃美術館/テレビ信州
協賛・協力等: 企画制作協力=スタジオジブリ/三鷹の森ジブリ美術館
協力=(公財)竹中大工道具館協賛=ア・ファクトリー後援=長野県教育委員会/長野市/長野市教育委員会/長野商工会議所/(公財)ながの観光コンベンションビューロー/善光寺/読売新聞長野支局/JR東日本長野支社/FM長野
概要: スタジオジブリと建物
スタジオジブリは1985年の創立以来、多くのアニメーション作品を発表してきました。作品中にはドラマが起こる舞台として、沢山の「建造物」が登場します。本展覧会では、出発点となった「風の谷のナウシカ」から、最新作「思い出のマーニー」まで、作品に登場する建造物の、背景画や美術ボード、美術設定といった制作資料を公開。代表的な建造物を立体で表現し、その設計の源に触れます。
一般に、建物の持っている魅力とは何でしょうか。その一つは建物と人との接点にあります。人が住む建物は、人の暮らしに欠かせないものです。しかし近年に見られる建物は本来の魅力から離れ、人と建物に大きな距離があるように感じられます。それは私たちが、一番近くにいるのに見落としているものの一つであり、ふと気づくと忘れてしまいそうなものです。
一方、スタジオジブリがアニメーションという架空の世界の中で創造してきた、数多くの建造物たち。「油屋」を始め、「カルチェラタン」、「ハウルの動く城」、「万福寺」、「グーチョキパン店」、「草壁家」、「ラピュタ城」等々、毎作、その作品を特徴づける個性的な建造物がいくつもデザインされてきました。それらの魅力はアニメーションの世界だけに留まるものではなく、どれも印象的で、どこかに実在していそうな存在感があるものばかりです。
映画というもの、とくにアニメーション映画は画面に映るすべての世界を描き出さなくてはなりません。しかし見方を換えれば、理想を映し出せる装置と言えます。この中で空想された建造物。しかし、ただの「空想」とは違います。現実の世界を注意深く観察した上で、登場人物の生活、時代などの想定、検証を十二分に経てデザインされたものであり、何より登場人物との関係性が建物としての魅力を高めています。
それは私たちが生きる、現実世界でも同じことです。あらゆる文化、あらゆる環境に合わせて建つ建物の中で、あらゆる人が生活をしています。
本展覧会に展示される作品を入り口とし、人と密接な関係を持つ、建物の魅力が伝われば幸いです。
ホームページ: http://www.npsam.com/exhibition/detail/ghibli-of-the-three-dimensional-buildings-exhibition