タイトル等
企画展
岡本太郎と中村正義「東京展」
太郎×正義
日本の美術界に挑む!
会場
豊橋市美術博物館
会期
2015-08-08~2015-09-27
休催日
月曜日 *ただし、9/21(祝)は開館し、24(木)休館
開催時間
午前9時~午後5時
観覧料
一般・大学生 1000(800)円 / 小・中・高生 400(300)円
*( )内は前売または20人以上の団体料金。前売券は豊橋市美術博物館、豊橋市二川宿本陣資料館、豊橋市役所じょうほうひろば、チケットぴあ、サークルKサンクス、セブンイレブンで8/7 (金)まで販売。(Pコード:766-958)
*「豊橋市敬老バッジ・シルバー優待カード」「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」のいずれかをお持ちの方は観覧料が無料となります。
*「ほの国こどもパスポート」で東三河地域在住または在学の小・中学生は無料で観覧できます。
主催者
豊橋市美術博物館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
協力…中村正義の美術館、岡本太郎記念館、現代美術資料センター
協賛…ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
概要
旧態依然とした日本の美術界に揺さぶりをかけるため、中村正義が構想し、文字通り自らの身命を賭して実現させた「東京展」―その目指すところは、全く新しい美術の共同体・組織の在り方でした。
1946年、日展に初入選し、二度にわたる特選を経て審査員に推挙された中村正義(1924-1977)は、閉塞的な日本画壇に疑問を持ち、将来を嘱望されながらも日展を脱退。以後それまでの画風を一転させ、日本画の伝統美に抗う激しく挑戦的な作風を展開しました。
正義よりも一回り年長の岡本太郎(1911-1996)は、1941年に10年余り滞在したパリから帰国して二科展を活動拠点とします。1948年には評論家の花田清輝らと総合芸術運動を目論む「夜の会」を結成し、日本の芸術界全体の変革を目指しました。ここから太郎はアヴァンギャルドの旗手として美術の領域すら逸脱する多面的な活動を展開します。
若い画家たちとともに二科会内部からの変革も模索していた太郎が会を退いたのは1961年―奇しくも正義が日展を脱退した年でした。以後、太郎は縄文土器や民俗学への探求をはじめ、モニュメンタルな壁画や立体造形など、ジャンルを越えた活動を行い、正義もまた多様な素材を用いた制作を行うほか、映画や舞台、写楽研究など、さまざまな分野に関わりました。そうした多面性と反逆精神こそが両者に共通する要素であり、東京展の精神へと結実していったといえるでしょう。正義を核として集った多様なジャンルの作家たちからの声掛けに、大阪万博などですでに知名度の高かった太郎が快く応じ、その祝祭的空間により一層強烈なエネルギーを注ぎました。
本展は太郎と正義の代表作を展観するとともに、二人の接点である東京展の再現を通し、彼らが求め、構想した「東京展」とは、何であったのか―、さまざまな角度からのアプローチを通して今一度検証してみたいと考えています。
イベント情報
① 記念座談会「<東京展>とは何であったか」
9/6 (日) 午後2時~
出演者=笹木繁男 (現代美術資料センター主宰)ほか 第1回東京展出品作家

② ギャラリートーク
8/8 (土)、9/5 (土) 午後2時~
講師=川崎市岡本太郎美術館学芸担当課長・仲野泰生×豊橋市美術博物館学芸員

③ ワークショップ「“これからの自分”の顏をつくる」
8/12 (水) 午後1時30分~
講師=柴田英理 (造形作家)
対象=小学生
参加費=500円

④ ナイト・ミュージアム「探検! 夜の美術館と平家の怪談」
8/14 (金) 午後6時30分~
話し手=林吉子 (前芝おはなしの会)+ブラックパネルシアター
対象=小学4年生~中学生とその保護者
定員=40名

⑤ 琵琶演奏会「平家物語」の夕べ
8/15 (土) 午後6時30分~
演奏=北川鶴昇

⑥ 中学生美術体験プログラム「夏休みアート・スクール」
8/18 (火)~22 (土)
講師=北村章 (造形作家)、佐藤玲子 (川崎市岡本太郎美術館学芸員)ほか
対象=中学生
参加費=500円

⑦ 映画上映会「中村正義・父をめぐる旅」
8/23 (日)・9/13 (日) 午後2時~

⑧ 「絵とピアノが織りなす即興絵巻コンサート」
8/28 (金) 午後6時30分~
演奏者=はちまん正人 (ドラマティック・ピアニスト)
定員=40名
共催=豊橋市美術博物館友の会

⑨ ダンス・ワークショップ
9/20 (日) 午後2時~
講師=中嶋夏 (舞踏家)
対象=5才以上の知的障がいの方(自分で立てる方)、付添いの方、健常の方

※③④⑤⑥⑧⑨要申込、②④⑤⑥⑧観覧料必要、①⑦⑨参加無料
※申込受付=⑥受付中、③④⑤ 7/17、⑧ 7/22、⑨ 7/24より
※その他、詳細はホームページをご覧ください。
会場住所
〒440-0801
愛知県豊橋市今橋町3-1
交通案内
[公共交通機関]

JR・名鉄:「豊橋駅」下車
豊鉄渥美線:「新豊橋駅」下車

豊橋駅東口より豊鉄市内線(市電)乗車

「豊橋公園前」下車 徒歩3分
ホームページ
http://www.toyohashi-bihaku.jp/
愛知県豊橋市今橋町3-1
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