中国の現代美術を背負う 注目作家の日本初個展
今回の日本での初個展には油彩、パステル画など約30点を展示。独自の感覚で描かれた花々をモチーフとした作品を中心に展開いたします。
李强は本展の作品について、
「私は絵画を描く時にその対象と一定の距離を維持しようと心掛けています。この事は初めて絵を描き出した子供の頃の感覚を思い起こさせます。
―なぜ絵画が好きなのか? 絵画の意味は何?
このような疑問は最近、私にとってとても重要なことになってきました。私は絶えず自分をコントロールし、「花」というこの熟知された題材への意識を高めていきます。現在は花の写実への意識は写意筆墨(注:国画の手法の一つ。微細な描写をせず、情趣の表現に重きをおく)や絵画の手触りを得るための媒体になっています。」と語ります。
本展は絵画を描く事へのあくなき追求をする中国人現代作家の仕事を知る貴重な機会となるでしょう。