タイトル等
―2作家のエングレービング秀作各10点と、その全原版展示―
ビュランに捧ぐ…渡辺千尋と門坂流 展
会場
不忍画廊
会期
2016-01-12~2016-02-13
休催日
日祝
開催時間
11:00~18:30
概要
世界最古の銅版画技法・エングレービングはその道具の名をとりビュラン彫りとも言われ、一般的には紙幣の印刷方法として知られています。
ツルツルの銅板上を自在に彫刻出来る繊細な技術・集中力はもちろんの事、まず切先を極く鋭利に砥がなければならない (渡辺氏曰く「地獄の…」) 修行のような作業があり、この鉄の刃を砥げる者だけがビュラン作家になれると言えます。
<作家が選ぶのではなく、ビュランが作家を選ぶ> と言われる理由の一つです。
渡辺千尋と門坂流はまさに <ビュランに選ばれた> 稀有なアーティスト。共に正規の銅版画教育は受けず緻密なペン画や油彩画を描きながら、導かれるようにビュランに出会い独学でマスター。稀有な才能を持つ者同士、同じ手法ながら作家としては資質が異なり、対立しながらも2人展開催や公開対談など交流を深めました。渡辺は2009年、門坂は2014年、ともに60代半ばで、多くの友人・美術ファン・若い作家達に清冽な記憶と作品を残し永眠されました。
今展では20点程の作品とその全原版を展示、ビュランに選ばれた2人のアーティスト、その神髄に一人でも多くの方が触れられる企画になることを願っています。
イベント情報
◇クロージングパフォーマンス:
2/13 (土) 13:00より 寮美千子 (作家、2作家共通の友人)

◆渡辺紀子在廊日:
1/14、20、21、23、29、2/4、10、13 (13:00―17:00)
ホームページ
http://shinobazu.com/tag/ex160112
会場住所
〒103-0027
東京都中央区日本橋3-8-6 第二中央ビル4F
交通案内
※ 東京メトロ・日本橋駅直通、日本橋髙島屋南出口(さくら通り) 徒歩30秒
※ 東京駅八重洲北口を出て丸善→日本橋髙島屋方面へ 徒歩7分
※ ビルの隣は古美術店・壺中居 (こちゅうきょ)
※ ビルの1階は喫茶店「げるぼあ」、理容店のポールが目印です。
ホームページ
http://www.shinobazu.com/
東京都中央区日本橋3-8-6 第二中央ビル4F
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索