タイトル等
常設企画展 愛知県立芸術大学・名古屋市美術館 共同研究
北川民次の絵画技法
―自然科学的調査と再現研究を通して―
「技法」を読み解く
会場
名古屋市美術館
常設展示室3
会期
2016-01-05~2016-02-21
休催日
月曜日 (1月11日は開館、1月12日は休館)
開催時間
午前9:30~午後5:00
金曜日は~午後8:00 (入場は30分前まで)
観覧料
(常設展入場料)
一般=300(250)円、高大生=200(150)円、小中生以下無料
( )は30名以上の団体料金 *常設展チケットと共通
特別展「ポジション2016 アートとクラフトの蜜月」半券でも観覧可
概要
「技法」を読み解く

北川民次(1894~1989)は洋画家、児童美術教育の研究者・実践家であるとともに、メキシコ美術の紹介者として知られ、名古屋を中心に活動を展開しました。北川は1917年にアメリカに渡り、画家としての専門教育を受けた後、1936年までメキシコに滞在して制作を行いました。戦時中に瀬戸市に疎開してアトリエを構え、戦後は、二科会の会員としてその独特な色彩表現と主題表現によって注目を浴びました。

北川作品の魅力はどこから生まれているのだろう?
この謎を探るため、2009年から愛知県立芸術大学を拠点に北川の絵画技法を「読み解く」研究は始まりました。翌年には、文部科学省科学研究費の助成を得て研究組織を拡大し、本格的な研究を進めてきました。

本展では、公益財団法人 かみや美術館の協力により、研究の主対象としたメキシコ滞在期作品について、様々な光学調査や顔料分析などの自然科学的調査と北川の書き残した文献・手記記録と照合しながら、制作の秘密を解き明かしていきます。また、研究成果に基づいた部分模写作品や北川と交流があった藤田嗣治、シケイロス、リベラなどの作品も展示します。

昭和初期、日本の画壇に影響されず、ひとりメキシコで制作した北川民次―。
今回の展覧会を通して、技法や材料の側面から絵画を読み解く面白さと北川作品の魅力を再考する機会になることを願っています。
イベント情報
◎ 記念シンポジウム
「北川民次の絵画技法 研究の現場から―」
2016年1月23日(土) 午後2時~
基調講演:歌田眞介 (東京藝術大学 名誉教授)
メキシコ音楽演奏 / 研究討論会
場所:名古屋市美術館2階講堂
定員:180名 (先着順/聴講無料)
*都合により内容が変更になることがあります。

◎ 「絵具をつくって描く」 ※要事前申込み
2016年1月31日(日) 午後2時~
講師:白河宗利 (愛知県立芸術大学 准教授)
内容:手作り絵具で顔を描く
対象:小学3年生以上一般まで
場所:名古屋市美術館地階キッズコーナー
定員:15名 (参加費無料)
* 都合により内容が変更になることがあります。

◎ 「科学の眼で見る絵画」 ※要事前申込み
2016年2月14日(日) 午後2時~
講師:森田恒之 (東京藝術大学 客員教授)
内容:技法解説 / 調査機器を使った研究体験
場所:名古屋市美術館2階講堂
定員:30名 (参加費無料)
* 都合により内容が変更になることがあります。
* 展覧会入場券をお持ち下さい。

※事前申込みの方法
往復はがきに、氏名(2名まで可)・希望事業名・郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入し、
〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-25
名古屋市美術館「北川民次の絵画技法」係まで
1月11日必着。応募多数の場合は抽選します。
ホームページ
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/oshirase/412.html
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
交通案内
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車、5番出口から南へ徒歩8分
地下鉄鶴舞線「大須観音」下車、2番出口から北へ徒歩7分
地下鉄名城線「矢場町」下車、4番出口から西へ徒歩10分
ホームページ
http://www.art-museum.city.nagoya.jp
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
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