20世紀を代表する芸術家パブロ・ルイス・ピカソ(1881-1973)。誰もが知っているこの偉大な作家の、実はあまり知られていない少年、青年期の作品224点が、今秋、上野の森美術館で公開されます。9歳にして既に天才の片鱗を覗かせる作品から、23歳(青の時代)の作品までをたどり、20世紀近代絵画の“巨匠ピカソ“が誕生する過程を追っていきます。
注目は、バルセロナ・ピカソ美術館で最も重要で門外不出であった作品、『初聖体拝領』(1896年)が日本で初公開となること。「え?! これもピカソなの?」そんな声が聞こえてきそうな展覧会です。