タイトル等
スペインの彫刻家
フリオ・ゴンサレス
―ピカソに鉄彫刻を教えた男
会場
世田谷美術館
会期
2015-11-28~2016-01-31
休催日
毎週月曜日
ただし、2016年1月11日(月・祝)は開館、翌1月12日(火)は休館、
および年末年始(2015年12月28日(月)―2016年1月4日(月))は休館
開催時間
午前10時~午後6時
入場は午後5時30分まで
観覧料
一般 1000円(800)円、65歳以上 800(600)円、
大高生 800(600)円、中小生 500(300)円
※( )内は20名以上の団体料金
※一般の障害者の方は500円、大高中小生の障害者の方は無料、介助の方は障害者1名につき1名まで無料。
※リピーター割引 会期中、本展有料チケットの半券をご提示いただくと、2回目以降は団体料金にてご覧いただけます。
主催者
世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
後援=駐日スペイン大使館、世田谷区、世田谷区教育委員会
協力=日本航空
協賛=ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
助成=一般財団法人自治総合センター
企画協力=SDアート
概要
20世紀鉄彫刻の父、フリオ・ゴンサレス(1876-1942)。19世紀末、バルセロナの若き金工職人だった彼は、1900年からパリを拠点に、金工で生計を立てつつ画家をめざしました。ブランクーシの技術助手を経て、1920年代末、同郷の旧友ピカソに鉄の溶接技術を教えたことで、ゴンサレスは50歳を過ぎてから「彫刻家」としての自分を発見します。以後、「空間の中のドローイング」とも呼ばれる、抽象的でいて有機的なのびやかさをもつ彫刻によって注目されますが、スペイン内戦や第二次世界大戦という苦難のなか、志半ばで世を去りました。
ゴンサレスが彫刻家として活動したのは、わずか10年あまりです。しかし、鉄などの金属素材を知りつくした手と、同時代の多彩な芸術を咀嚼する粘り強い精神から生まれた彼の作品は、デイヴィッド・スミス、アンソニー・カロなど、戦後の現代彫刻家たちが進むべき道を指し示すものとなりました。
本展は、ゴンサレスの仕事の全体像をとらえる、わが国初の体系的な回顧展です。スペインのバレンシア現代美術館(IVAM)の所蔵品を中心に、バルセロナ時代の貴重な金工作品をはじめ、彫刻、素描など計94点を展覧し、知られざる巨匠ゴンサレスの魅力をお伝えします。
イベント情報
講演会Ⅰ
「フリオ・ゴンサレス、バルセロナ・パリ―新しき造形と都市空間」
「モデルニスモ」に沸く19世紀末のバルセロナと、スペイン内戦の衝撃を刻んだ1937年のパリ万博―ゴンサレスの造形の魅力を、2つの都市空間から読み解きます。
日時:2015年12月13日(日) 午後2時―3時30分 (開場は開演30分前)
講師:木下亮 (昭和女子大学教授)
会場:当館講堂 ※手話通訳付
定員:当日先着140名
※当日午後1時よりエントランス・ホールにて整理券を配布
参加費:無料

講演会Ⅱ
「彫刻が生まれるとき―フリオ・ゴンサレスをめぐって」
ゴンサレスが彫刻の世界にもたらした豊かさとは何であったのか―その作品との出会い、またアンソニー・カロやエドゥアルド・チリーダなど、戦後の鉄彫刻作品の魅力を語ります。
日時:2016年1月23日(土) 午後2時―3時30分 (開場は開演30分前)
講師:酒井忠康 (当館館長) ※聞き手:塚田美紀 (本展担当学芸員)
会場:当館講堂 ※手話通訳付
定員:当日先着140名
※当日午後1時よりエントランス・ホールにて整理券を配布
参加費:無料

美術と演劇のワークショップ「えんげきのえ」
美術館は、ひそかなドラマの宝庫。
それまでの彫刻の常識をやぶったゴンサレスの作品を見つめることから、演劇の初めの一歩をふみだしましょう。
日時:2016年1月10日(日) 午後1時―6時
講師:柏木陽 (演劇家、NPO法人演劇百貨店代表)
会場:当館地下創作室、企画展示室等
定員:10歳以上の方 15名(申込先着順)
参加費:10代の方 500円、20代以上の方 2000円
申込:当館ホームページまたはお電話にて

100円ワークショップ
どなたでもその場で気軽に参加できる工作など。
日時:会期中の毎土曜日 午後1時―3時
会場:当館地下創作室
参加方法:時間中随時受付
参加費:1回100円
ホームページ
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
会場住所
〒157-0075
東京都世田谷区砧公園1-2
交通案内
● 東急田園都市線「用賀」駅下車、北口から徒歩17分、または美術館行バス「美術館」下車徒歩3分
● 小田急線「成城学園前」駅下車、南口から渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分
● 小田急線「千歳船橋」駅から田園調布駅行バス「美術館入口」下車徒歩5分
● 美術館専用駐車場(60台、無料):東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5分
ホームページ
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都世田谷区砧公園1-2
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