呉市制百周年・呉市立美術館20周年を記念して開催。
フランス中西部、メーヌ=エ=ロワール県の県都・アンジェ市は、ロワール河流域の中心に位置し、14世紀アンジュー公ルイⅠ世の時代に織られた美しく壮大な「黙示録」のタピスリーで知られています。
アンジェ美術館は、アンジェの領主ピエール=ルイ・エヴェイヤール・ド・リヴォワが収集した絵画コレクションを核に1801年に創設され、以後フランス政府からの寄託作品やアンジェゆかりの作家らによる寄贈、また、アンジェ市による購入を通して多彩なコレクションを築き上げてきました。
本展覧会では、アンジェ美術館が誇る「リヴォワ・コレクション」より、ワトーとその周辺画家たちによる「雅宴画」をはじめ、フラゴナール、シャルダン、グルーズらに代表される18世紀フランスの優美なロココ美術を中心に、ヨルダーンスやロレンツォ・リッピ、ティエポロ、グアルディ、アングルらによる17世紀から19世紀にかけてのヨーロッパ美術(フランス、イタリア、北方絵画)の名品を絵画と彫刻等80点によって紹介します。