恵比寿の街を舞台に、アートと映像の国際フェスティヴァルを開催!
災害や開発などにより、人間をとりまく環境が刻々と変化している現在、人と自然との新しい関係性をいかに見いだすかが問われています。
フランスの思想家・庭師であるジル・クレマンは、荒れ地における植物のふるまいをモデルケースに、「動いている庭」という庭のあり方を見いだしました。そこでは人間のみが中心なのではなく、むしろ自然がつくりあげていく世界像が描かれています。
この「動いている庭」というコンセプトを出発点とし、第8回恵比寿映像祭では、現代社会を、日々変容する庭ととらえ直します。さまざまな映像作品やメディア表現を通じ、文字どおりの自然のみならず、人間がうみだしたテクノロジーや自動生成されていく都市環境、不可視のネットワーク社会といった、現代の自然というべき事象が、今日的なヴィジョンとして立ち現れてくるでしょう。