タイトル等
Bruno Mathon 展
“AURORE”
会場
ギャラリーなかむら
会期
2015-05-12~2015-06-07
休催日
月曜
開催時間
11:00 am~7:00 pm
概要
「33」という数字は、ただの数の1つであるが、今の私にとっては歳の数という意味を持ち、来年には、また、ただの数の1つとなるだろう。
君の今持っている感性や考え方で、歳の数だけ私の作品を選んで欲しいと、今回、マトンさんが本を作られるにあたり、恐れ多くも33枚の作品を選ばせて頂いた。
父と親交のあるマトンさんとは、お互い家族ぐるみのお付き合いがあり、度々、パリや京都でお会いする機会がある。
数年前に、パリのマトンさんのアトリエに伺った。僕自身は、陶芸をしているので、アトリエという場所は、わりと近しい存在であるが、土の匂いのしないそのアトリエからは、また異なった香りがして新鮮であった。
高い天井から光が舞い込む開放的な空間の中央に置かれたイーゼル、脇に山積みになったキャンバス、油絵具や様々な色彩の為の道具。マトンさんの作品はここで生まれていた。
作品を生み出すという行為は、自らを掘り下げ、自分自身と向き合わなければいけない。そこには、自由もあれば、苦悩も、葛藤、厳しさがある。
それらを越え、何を生み出すか。
今回、選ばせて頂いた作品の中に、33歳の今の僕とそっくりな絵があった。
まだまだ成熟しきれない私が、あーでもない、こーでもないと、悩んでいるかのようで、どこか楽しげな絵。
マトンさんの絵には、豊かな表情が溢れている。
33枚の中の、ただの1つではないその絵をみて、まるで、君のようだねと、マトンさんから、満面の笑みがこぼれていた。
楽 篤人
会場住所
〒604-8005
京都府京都市中京区姉小路通河原町東入恵比須町424 2F
京都府京都市中京区姉小路通河原町東入恵比須町424 2F
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