タイトル等
企画展
東西のバルビゾン
―コロー、ミレー、大観、春草
「五浦を東洋のバルビゾンに」 岡倉 天心
会場
茨城県天心記念五浦美術館
会期
2015-09-04~2015-10-18
休催日
月曜日 (ただし9月21日(月)、10月12日(月)は開館、9月24日(木)、10月13日(火)は休館)
開催時間
午前9時~午後5時
9月4日[金]~9月30日[水] 午前9時~午後5時
10月1日[木]~10月18日[日] 午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般 310(260)円 / 高大生 210(150)円 / 小中生 150(100)円
※( )内は20名以上の団体料金
※満70歳以上の方及び身体障害者手帳、療育手帳等をご持参の方は無料
※土曜日は高校生以下無料
主催者
茨城県天心記念五浦美術館
協賛・協力等
後援 茨城新聞社/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局/朝日新聞水戸総局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/NHK 水戸放送局/北茨城市
概要
「五浦を東洋のバルビゾンに」 岡倉 天心
美術史上には、同じ志をもってひとつところに集い、新たな表現を模索しながら制作をし、偉大な足跡を残した作家たちがいます。

東洋のバルビゾン―五浦
岡倉天心は、経営難に陥っていた日本美術院の再起を図るため、明治39年(1906)、東京の谷中から茨城県北部の五浦海岸に日本美術院第一部(絵画)を移転し、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山を呼び寄せました。天心はこの地を、新たな日本画創造の場となることを期し「東洋のバルビゾン」と称しました。大観たちの新しい表現は「朦朧体」と呼ばれ世間に受け入れられずに生活は困窮を極めましたが、天心の指導のもと4人の五浦の作家たちは切磋琢磨し、現在茨城県近代美術館が所蔵する大観の「流燈」、武山の「阿房劫火」をはじめとする近代日本画史に残る名作が、東洋のバルビゾンである当地五浦で制作されました。

西洋のバルビゾン―フランス
バルビゾンはパリの南東約60キロに位置する村です。19世紀前半、革命の混乱と、急速に近代化が進む都市の喧噪から逃れ、自然の風景を描くためにこの村に移り住み、のちにバルビゾン派と呼ばれるようになった画家たちがいました。ヨーロッパでは、風景画は歴史画、人物画より格下の主題と見なされてきましたが、コローやミレーたちバルビゾン派の画家たちは、目の前に広がるありきたりの風景に描くべき価値を見いだし、主に自然と、自然と共に力強く生きる農民たちなどを主題として描きました。バルビゾンの作家たちは、新しい表現に対する世間の無理解や批判と闘いながら、自分たちの信じる絵画を描き続け、美術の新たな潮流を作り出していったのです。

本展覧会では、東西のバルビゾンに集った作家たちの作品を展示し、それぞれの芸術の特長と歴史的意義を紹介し、天心が五浦を「東洋のバルビゾン」と言った心情に思いを馳せていただきます。
イベント情報
■展覧会担当による「東西のバルビゾン」展ギャラリートーク
日時:9月22日(火・祝)、10月10日(土) 各日午後1時30分~
集合場所:企画展示室入口 ※企画展入館券をご用意ください。

■映画会 ☆ 9月は日本映画特集
9月6日(日) 「青い山脈」 (午後1時30分~)
監督:今井正、1949年、185分、モノクロ
〔小津安二郎監督特集〕 各日午後2時~
9月19日(土) 「晩春」 1949年、108分、モノクロ
9月20日(日) 「麦秋」 1951年、124分、モノクロ
9月21日(月・祝) 「東京物語」 1953年、136分、モノクロ
ホームページ
http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/02_tenrankai/01_kikaku.html
会場住所
〒319-1703
茨城県北茨城市大津町椿2083
交通案内
電車: JR常磐線にて大津港駅下車。タクシーで約5分。
車: 常磐自動車道、北茨城インター及びいわき勿来インターから約15分。
ホームページ
https://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/
茨城県北茨城市大津町椿2083
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