タイトル等
ふしぎな長新太展
絵本「がんばれさるのさらんくん」から「くもの日記ちょう」まで
会場
ふくやま美術館
会期
2002-07-27~2002-09-23
休催日
月曜日(祝日の場合はその翌日)
開催時間
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般 900(700)円
中高生 500(400)円
小学生 400(300)円
※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
主催者
(財)ふくやま芸術文化振興財団ふくやま美術館/福山市教育委員会/テレビ新広島
概要
長新太は、漫画家としての傍ら、1958年『がんばれさるのさらんくん』の絵を手がけたことにより、絵本の世界へ足をふみいれました。以来、次々と画風を変化させながら、つかみどころのない魅力を放ち続ける彼は、1976年には、主人公のネコたちがタイトルの『ごろごろ にゃーん』という言葉をひたすら発しながら、行って帰ってくるだけの絵本を発表しました。これは、理解に苦しむ大人たちの存在とは裏腹に、子どもたちに、歓喜の声を持って迎えられたのです。
子どものみなぎる感性に畏敬のまなざしを抱きつづけるこの作家は「〈子どものために描く〉なんてすごく傲慢な感じがする」と、子どもに何かを教えることよりも、彼らが何かを学ぼうとする姿勢を崩すことはありません。ここには、一生懸命、子どもたちに追いつこうとする不思議な大人の存在がうかびあがります。そこに彼独特の世界が創造されているといえるでしょう。「僕は小さい子の絵や詩から随分影響をうけて絵本を描いてきた…」という、そののびやかで大胆な色と形と線を用いたその表現は、観る者の心を解放させます。そこに一貫して漂うそこはかとない笑いは、人生に不可欠な心のゆとりを教えてくれているのかもしれません。それは、日本の絵本に独特のユーモアで「ナンセンス」という新しい分野を開拓したともいえるのです。
本展は、長新太の世界を築きあげた原点となった、漫画家時代の資料をはじめ、絵本『くもの日記ちょう』(2000年)までの絵本、挿絵、漫画の原画および雑誌資料など約250点を通して、ふしぎな長新太の足跡を紹介いたします。
ホームページ
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-museum/
展覧会問合せ先
Tel 084-932-2345 Fax 084-932-2347
会場住所
〒720-0067
広島県福山市西町2-4-3
交通案内
●JR福山駅北口から西へ約400m
●山陽自動車道「福山東I.C」から車で西へ約20分
ホームページ
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/
広島県福山市西町2-4-3
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