タイトル等
ART×CRITICISM
UNKNOWNS vol.4 2015
作品と批評による交流展
東京造形大学 絵画専攻近藤昌美セレクト×慶應義塾大学 有志
会場
藍画廊・ギャラリー現
会期
2015-08-17~2015-08-22
開催時間
11:30~19:00
ギャラリー現
平日営業時間 (8/17~21)
11:30~19:00
最終日 8/22
11:30~17:00

藍画廊
平日営業時間 (8/17~21)
11:30~19:00
最終日 8/22
11:30~8:00
概要
このUNKNOWNS展も今回で4回目となる。昨年は慶應義塾大学近藤幸夫先生の急逝を受け、実施も危ぶまれたが、多くのご助力を経てどうにか形になった。そして今年度は新たに慶應義塾大学アートセンターの渡部葉子先生にお力になっていただき、新たな形での開催にこぎつけられようとしている。
まずは、渡部先生、そして道筋を作っていただいた近藤幸夫先生の奥様である児島薫先生に感謝を申し上げたい。
このUNKNOWNS展は、東京造形大学の将来画家として世に出て行きたい希望を持った学生の作品と、やはり批評等でアートに関わって行こうとしている慶應義塾大学の学生とが同世代として出会い、お互いの作品とその批評で交流するというものだ。特に慶應側の学生は研究資料もないまだ形にもなり切らない画家の卵の作品を文章化するわけだから、その苦労もあるだろうが我々観者としては、そこが見どころでもある。
今回も、両校の学生が既知のものがない手ぶらな状態で出会い、作品をめぐってディスカッションすることから始まる。作り手書き手ともに未熟なのは当然だが、未来への情熱はあるだろう。その熱が形を帯びて良い展覧会になって欲しいと大いに期待している。
(東京造形大学 絵画専攻教授 近藤昌美)

何かを外に向けて発信するのはいつでも勇気のいるものである。「これで大丈夫だろうか?」 自信満々、孤高のトップランナーに見える人であってもその内奥には躊躇や危惧や、弱気が存在する。そういうものを押さえてなお、溢れ出てくるものがあるから人は自らの仕事を世に問うのであり、そのような小さなひっかかりこそが、本質的な放漫を防いでいるのである。主張のない仕事は埋もれてしまうだけだが、自分勝手な放漫なだけの仕事は誰の心にも届かない。
―UNKNOWNSという名の二人の近藤先生が始めたこの企画―無名/知られていない/未知の…知られていない、それは無垢の状態であり、無限の可能性を秘めている状態でもある。そんな描き手と書き手が出会い、初心の恐れと新鮮さとをもちながら、機会を得て新しい一歩を踏み出す。作品を展示する側はプロとして世に問うことが制作していくことの前提としてあることを思えば、書き手はもっとずっと未熟な状態であろう。しかし、この出会いで得られる何かを外に向けて発信する貴重な機会はきっとその後に生かされるはずである。小さな一歩を勇気をもって踏み出した若者達の息吹に触れていただける機会となれば幸いである。
(慶應義塾大学アートセンター キュレーター 渡部葉子)

<ギャラリー現> 大塚良太
<藍画廊> 小川潤也 彌益麻美
イベント情報
■オープニングパーティー
8/17 (月) 17:00~ ギャラリー現・藍画廊にて同時開催
会場住所
〒104-0061
東京都中央区銀座 1-10-19 銀座一ビル3F
交通案内
地下鉄京橋駅より徒歩5分、銀座一丁目駅より徒歩3分、銀座駅から徒歩5分
ホームページ
http://g-gen.main.jp/
東京都中央区銀座 1-10-19 銀座一ビル3F
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