本展は、岡本太郎の「遊び」をテーマに作品を紹介する展覧会です。
岡本にとって、「遊び」とはどのようなものだったのでしょう。
「『遊び』と『お遊び』とは全然違う。『遊び』は真剣な、全人間的な、つまり命のすべてをぶつけての無償の行為だ。」
このようにいう岡本にとって、「遊び」とは、単に楽しみのための「お遊び」ではなく、自分の人生を真剣に、純粋に、命がけで生きることでした。それはまた岡本の芸術活動そのものであったともいえるでしょう。
本展では、岡本太郎の「遊び」をキーワードに、岡本の作品を紹介するとともに、からだのさまざまな感覚をつかって作品を感じる展示やイベントを行います。
また、本展の「遊び」のテーマにあわせ、二人の現代作家、若木くるみと中島佑太の作品を前期・後期に分けて紹介します。新しい表現の可能性に挑む、若い作家たちの意欲的な試みをお楽しみください。