タイトル等
伊丹市制施行75周年記念
写楽と豊国
―役者絵と美人画の流れ―
大江戸の人気者
会場
伊丹市立美術館
会期
2015-07-11~2015-08-30
休催日
月曜日 (7月20日は開館、7月21日は振替休館)
開催時間
午前10時~午後6時
入館は午後5時半まで
観覧料
一般 800(700)円、大高生 450(350)円、中小生 150(100)円
*( )内は20名以上の団体割引 *兵庫県内の小中学生はココロンカード呈示にて無料
*4市1町在住(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有(平日60歳以上、土日祝65歳以上)
主催者
伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市]、神戸新聞社
協賛・協力等
共催:伊丹市教育委員会 後援:NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西
概要
江戸時代、歌舞伎は老若男女にとって最大の娯楽でした。芝居の演目や役者への関心にはじまり、人気役者となればその一挙手一投足にまで人々の注目が集まりました。役者たちや芝居の様子を描いた浮世絵は、歌舞伎芝居の余韻を楽しみ、贔屓の役者を身近において眺めるブロマイドであり、美人画にならぶ主要なジャンルとして初期から幕末まで描かれました。
なかでも寛政6(1794)年は、新進気鋭の絵師・歌川豊国(1769-1825)をはじめ、彗星のごとく現れた東洲斎写楽(生没年不詳)が活躍し、その時期、衰退気味であった役者絵の刊行量はこの二人に牽引されるように増加します。この役者絵の転換期に現れた写楽と豊国ですが、写楽が短期間で姿を消したこととは対照的に、豊国は浮世絵界で最大の流派となる歌川派を拡大し、その後の浮世絵界をリードする存在となります。つづく文化文政期(1804-1830)には、芝居ブームを背景にした数多くの役者絵と、芝居から派生した新しい感覚の美人画が生み出され、歌川派の絵師たちが筆をふるいました。
本展では、写楽と豊国を軸にした寛政期の浮世絵を出発点として、幕末にいたる歌川派の役者絵と美人画の流れを展示いたします。江戸の人々を夢中にさせた人気役者や力自慢の力士たち、寛政三大美人と謳われた評判娘といった人気者を通して、江戸の賑わいをお楽しみください。
イベント情報
●講演会
「写楽のミステリーの時代」
講師:中右 瑛 (国際浮世絵学会常任理事・本展監修)
日時:7月11日(土) 14:00― (約1時間半)
会場:美術館1階講座室
*申込不要 / 聴講無料 (ただし当日入館券が必要です)

●体験講座
「浮世絵摺りの実演と子ども摺り体験」
伝統木版の保存、継承を目的に活動を行う公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団の職人による摺りの実演と、子ども摺り体験を解説付きで行います。
講師:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団 摺師
日時:8月8日(土) 会場:美術館1階講座室
午前の部:11:00―12:00
対象:どなたでも (参加無料・要当日観覧券 / 申し込み不要)
午後の部:14:00―16:00 対象:小学生以上
定員25名 (参加料 500円・別途要当日観覧券)
*電話 072-772-7447 まで事前にお申込みください
ホームページ
http://artmuseum-itami.jp/exhibition/current_exhibition/10873/
会場住所
〒664-0895
兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
交通案内
阪急伊丹駅より徒歩北東へ約9分/JR伊丹駅より徒歩北西へ約6分/阪急バス伊丹中央停留所より徒歩北へ約3分
ホームページ
https://itami-im.jp/
兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索