今年で郷土会(清方と門人による集まり)発足から百年を記念し、弟子たちが清方夫妻の金婚式を祝って描いた画帖を初公開いたします。
今から百年前の大正4年(1915)6月、技術が伴わなくても本質がよい作品を展示できるようにと「郷土会」の第一回展覧会が開催されました。清方は、師匠と弟子という窮屈なものではなく、自由な場でありたいと望み、また弟子たちは師を慕って「巣立った後もふるさとを忘れまい」という思いで「郷土会」と名づけました。
本展覧会では、清方の郷土会展出品作品とともに清方の名品を紹介いたします。