「おでかけ」コレクション展第2弾となるこの展覧会では、「身体」をテーマにおもに2000年以降に制作された現代アート作品約25点をご紹介します。古来もっともポピュラーな美術のテーマとしてアーティストを魅了してきた「身体」は、現代においてどのように表現されているのでしょうか? 喜怒哀楽豊かな少女たちを描く奈良美智。不気味であり愛らしくもある胎児のような人物を描く加藤泉。控えめで繊細な表現により身体の気配を感じさせる内藤礼。社会とのかかわりからプロジェクトを立ち上げ作品を生み出すヤノベケンジ。無数の顔やうろこのような形の集積により風景のような画面を描くできやよい。気鋭の現代アーティストたちが繰り広げる身体をめぐる多彩な表現をお楽しみください。