タイトル等
平成二十七年特別展
破格
――桃山備前――
会場
岡山県立博物館
会期
2015-09-18~2015-11-08
休催日
9月24日(木)、9月28日(月)、10月5日(月)、10月13日(火)、10月19日(月)、10月26日(月)、11月2日(月)
開催時間
午前9時30分~午後5時
午前9時00分~午後6時 (9月30日まで) ※9月18日のみ午前10時開館
午前9時30分~午後5時 (10月1日から)
観覧料
大人 450円、高校生 100円、小人 80円(5歳未満無料)、65歳以上 220円
主催者
岡山県教育委員会 岡山県立博物館
協賛・協力等
共催 山陽新聞社
後援 RSK山陽放送 OHK岡山放送 TSCテレビせとうち RNC西日本放送 KSB瀬戸内海放送 oniビジョン (公財)岡山県郷土文化財団
概要
桃山時代の備前焼、なかでも「茶の湯」にまつわる「名品」と呼ばれる作品を特集した展覧会を開催します。

▶ 第一章 桃山時代の壺・甕・擂鉢
備前では、鎌倉時代から室町時代まで壺・甕・擂鉢といった日々の生活で使う容器を集中的に生産してきました・桃山時代から「茶の湯」のための作品の制作が増えますが、その割合は非常に小さなものでした。桃山時代の年銘が記された甕や壺を中心に、備前焼の当時のおもな生産品をご紹介します。

▶ 第二章 「茶の湯」の世界――上田宗箇を通して――
上田宗箇は、桃山時代を代表する武家茶人です。上田宗箇が当時の「茶の湯」について語ったことをまとめた『宗箇様御聞書』と呼ばれる文献には、宗箇の流儀などとともに千利休や古田織部の茶碗の好みについても記録がありました。文献資料に基づきながら、「茶の湯」のためにつくられた陶磁器を見ていきます。

▶ 第三章 「只今」から考える
桃山時代の造形や焼成について深く考えるため、現代作家十五人の方に、解釈を加えた備前焼茶碗「只今」の制作をお願いしました。また、「只今」を3Dカメラで撮影し、様々な素材で複製品を作成しました。完成した作品を作者の見解とともにご紹介します。「只今」は同時代に美濃などで制作された茶碗とともに展示します。

▶ 第四章 「桃山備前」の名品
「破格」とも表現される「桃山備前」の名品を、一堂に集めてご紹介します。

なお、備前焼の特別展を当館で開催するのは昭和五十四年以来、三十六年振りのこととなります。
イベント情報
● 記念講演
「はじめての茶の湯~武家茶道 上田宗箇流とは~」
日時 九月二十一日(月・祝)
午後一時三十分~午後三時
講師 上田宗篁氏 (茶道上田宗箇流 若宗匠)
定員 一四〇名 (当日先着順)

● 特別展示解説
日時 十月十一日(日) 午後二時~午後三時
講師 伊勢﨑淳氏 (「備前焼」重要無形文化財保持者)

● 「只今」トークセッション
備前焼茶碗「只今」を制作した作家が、実際の体験に基づき展示解説を行います。
日時 十月二十五日(日) 午後二時~午後三時
参加者 協同組合岡山県備前焼陶友会青年部
荻野雅也氏、藤田祥氏、藤原章氏
藤原賢史氏、森大雅氏、森敏彰氏

● 呈茶
このたびの企画で制作した「只今」のうつしを使用します。
日時 九月二十日(日) 午後一時三十分~午後三時
定員 三十名 (当日先着順)

● 学芸員による展示解説
日時 毎週土曜日 午後二時~午後三時

[協力企画]
●『守破離 ―古備前に学ぶ若者たち―』
主催 協同組合岡山県備前焼陶友会青年部
会期 九月二十九日(火)~十一月二十九日(日)
会場 岡山県備前陶芸美術館
※十月一日以降名称変更予定

◎『破格――桃山備前――』と『守破離―古備前に学ぶ若者たち―』の入場券の半券を、二枚そろえて各館の受付にご提出いただきますと、先着一五〇名様の方に記念品をお渡しいたします。
会場住所
〒703-8257
岡山県岡山市北区後楽園1-5
交通案内
■ JR岡山駅(東口)から
・徒歩 (約30分)
・路面電車 (約5分)【東山行き】城下 下車 徒歩15分
・バス (岡山駅バスターミナル1番のりば) 岡電バス<後楽園ノンストップバス>10~15分 宇野バス<岡山後楽園バス>10~15分 岡電バス<藤原団地行き>約20分 いずれも「後楽園前」下車すぐ

■お車でお越しの場合
山陽道岡山インターより市街地方面約15分
ホームページ
https://www.pref.okayama.jp/site/kenhaku/
岡山県岡山市北区後楽園1-5
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