毎年4月に神保町の美術学校・美学校がお送りするアートイベント「ギグメンタ」。本展覧会は今年開催される「ギグメンタ2015」の企画の一つであり、半芸術をキーワードに世代もタイプも異なる様々な作家を集めたグループ展となります。“反”芸術ではなく“半”芸術。一見して中途半端にも思えるタイトルの展覧会を、なぜ「芸術原理主義」を掲げる美学校が企画し開催するのでしょうか。それは半芸術という言葉を切り口に、現在のアートや芸術のよりリアルなあり方(リアルを原理主義と置き換えてもいいかもしれません)を探ることができるのではないかと考えたからです。では、そのリアルなあり方とは一体なんでしょうか? 既存の芸術から半分出ている、あるいは半分入っていることで見えてくる芸術の新たな地平とともに、本展覧会を通して考えていければと思います。