井上は、私たちが待つ短絡的な社会イメージ、あるい記号化された社会イメージに焦点を当て、独自の表現ルールを考案して作品化することで、そこに潜む問題を明らかにしていきます。
普段私たちが使う言葉やイメージは、コミュニケーションを円滑に進めるためにより効率化され、短絡的かつ一元的に捉えられていることも多いのではないでしょうか。
そうした中、彼女は選択したテーマに潜む様々な問題や発見を、独自の表現ルールを通して作品化します。
綿密なリサーチとそれに基づく自由な手法でテーマを表出させる彼女の作品をぜひご覧ください。