タイトル等
企画展
知られざるプロダクトデザイナー小島基と戦後鳥取の産業工芸
会場
鳥取県立博物館
2階 第1特別展示室
会期
2015-02-21~2015-03-22
休催日
なし
開催時間
午前9時~午後5時
入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般:600円 前売・20名様以上の団体:400円
※次の方々は無料です。
◎大学生以下 ◎学校教育活動での引率者
◎障がい者、要介護者等およびその介護者 ◎70歳以上
主催者
鳥取県立博物館
協賛・協力等
【協力】(地独)鳥取県産業技術センター
【協賛】日本通運 株式会社モリックスジャパン 三和商事株式会社 株式会社吉備総合電設
後援:朝日新聞鳥取総局 NHK鳥取放送局 エフエム山陰 共同通信社鳥取支局 山陰中央新報社 山陰中央テレビ 産経新聞鳥取支局 時事通信社鳥取支局 新日本海新聞社 中国新聞鳥取支局 テレビ朝日鳥取支局 日本海ケーブルネットワーク 日本海テレビ 日本経済新聞鳥取支局 BSS山陰放送 毎日新聞鳥取支局 読売新聞鳥取支局
概要
小島基(こじま・もとい 1920年~1999年)は、富山県に生まれ、戦後に鳥取県などで活躍したプロダクトデザイナーです。戦前に京都市立絵画専門学校の図案科に学んだ小島は、1950年から1963年まで鳥取県工業試験場にデザイン専門の技師として在職し、まだ「デザイン」という考え方が定着していない時代に、鳥取県内のさまざまな産業工芸(木工家具・轆轤、竹細工、漆工など)の職人や製造業者等に対し、精力的にデザイン指導を行いました。なかでも、小島がデザインし、鳥取家具工業(株)が製造して全国に供給された曲木椅子などの家具類は、いまだに高く評価されています。
常に時代を先取りし、業界に新しい方向性を提示しながら新製品開発に寄与してきた小島は、鳥取県の産業工芸界の振興に重要な役割を果たしたキーマンであったはずです。しかし、1964年に関西へ移ったことや、当時指導を受けた職人達も亡くなりつつあることもあってか、現在ではその名を知る人も少なくなっています。鳥取県の工芸史上では、吉田璋也が主導した戦前戦後の新作民藝運動が有名ですが、鳥取県の戦後の産業工芸の展開に果たした役割を考えれば、小島の存在は見逃せません。
本展では、鳥取県工芸史の編纂にも資するべく、小島の仕事の概要を、県内の職人たちが制作した試作品等の現物資料や、小島らが遺した記録写真を中心に紹介します。さらに、小島が鳥取で活動した時代を中心に、その前後の鳥取および日本の産業工芸の動きにも目を向け、国と地方のデザインの動向を比較、再確認できるよう、各時代の代表的な作例や、小島が関心を寄せた有名デザイナーの作品なども紹介します。
イベント情報
■トークセッション「戦後鳥取の産業デザインを語る」
講師:尾崎良和氏 (グラフィックデザイナー)、木下正昭氏 (建築家)、白岡彪氏 (家具デザイナー)
2月21日(土) 14:00~15:30
会場:当館2階講堂 定員:先着250名 (申込不要・聴講無料)

■特別講演会「日本の曲木家具の歴史」
講師:石村眞一氏 (郡山女子大学特任教授、九州大学名誉教授)
2月28日(土) 14:00~15:30
会場:当館2階講堂
定員:先着250名 (申込不要・聴講無料)

■ギャラリートーク (本展担当学芸員による展示解説)
3月7日(土) 14:00~15:00
会場:本展展示会場 定員:なし (要観覧料)

■アートシアター
「シャルロット・ペリアン」(1985年、フランス、56分・VHS)
日本の産業デザインに影響を与えた世界的デザイナー、シャルロット・ペリアン(1903年~1999年)のドキュメンタリー。
3月14日(土) 14:00~15:00
会場:当館2階講堂 定員:先着250名 (申込不要・視聴無料)

■アートセミナー「小島基と戦後鳥取の産業工芸との関わり」
講師:三浦努 (当館主幹学芸員・本展担当者)
3月21日(土) 14:00~15:30
会場:当館2階会議室 定員:先着40名 (申込不要・聴講無料)
ホームページ
http://site5.tori-info.co.jp/p/museum/exhibition/planning/31/
会場住所
〒680-0011
鳥取県鳥取市東町2-124
交通案内
[JR鳥取駅からバスで]
砂丘・湖山・賀露方面行 「西町」下車 約400m
市内回り岩倉・中河原方面行 「わらべ館前」下車 約600m
ホームページ
https://www.pref.tottori.lg.jp/museum/
鳥取県鳥取市東町2-124
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