タイトル等
特別展
小川千甕 縦横無尽に生きる
― 彼は仏画師・洋画家・漫画家・日本画家だった。
京都に生まれ 仏画を描き 浅井忠に洋画を学び ルノワールに会い 漫画に手をそめ 日本画家となった「千甕」 を知っていますか?
会場
泉屋博古館分館
会期
2015-03-07~2015-05-10
休催日
月曜日(但し、5月4~6日は開館、5月7日休館)
開催時間
午前10時~午後5時
入館は午後4時半まで
観覧料
一般 800円 / 学生(高・大学生) 500円
中学生以下無料 / 団体(20名様以上) 2割引
主催者
公益財団法人泉屋博古館、読売新聞社 美術館連絡協議会
協賛・協力等
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
協力:日本通運
概要
小川千甕(1882~1971)は、明治末期から昭和期までの長きにわたって、仏画師・洋画家・漫画家・日本画家として活躍しました。「千甕」の雅号は自ら名付けて「せんよう」と読みますが、一方で俳画や挿絵の画家としては「ちかめ」の名で親しまれていました。相当な「近眼」でもあったようです。
京都に生まれた千甕は、少年時代は仏画を描いていました。1902年(明治35年)からは浅井忠に洋画を学ぶ一方で、新感覚の日本画も発表し始めます。明治末、28歳で東京へ越してのちは、『ホトトギス』『太陽』などに挿絵、漫画を発表して人気を博しました。さらに1913年(大正2年)には渡欧し、印象派の巨匠ルノワールにも会っています。帰国後は日本美術院に出品し、本格的な日本画家として活動しました。
旅を愛した千甕は、各地を訪れ、その自然や風俗に共感を寄せて、自ら「俗画」と称したダイナミックな筆遣いの南画(文人画)風で愛されました。洋画と日本画、漫画と南画、美術と文芸などを自由に行き来し、その枠にとらわれない縦横無尽な仕事ぶりは、現代の我々に爽やかな印象を与えます。
本展は、千甕の初期から晩年に至る仏画、洋画、漫画、日本画約150点とスケッチブック、工芸などの資料を一堂に展示し、その芸術を紹介する初めての回顧展です。
イベント情報
(予約不要、入場券が必要です)

①プレミアムトーク=4月18日<土> 15:00~
「縦横無尽にもほどがある!」 ゲスト:佐々木豊 (画家、国画会会員)

②ギャラリートーク=3月7日、14日、21日、28日/ 4月4日、11日/ 5月2日
各土曜日 15:00~ 当館学芸員による

③記念コンサート=4月25日<土> 15:00~16:00
「尺八・縦横無尽」 演奏:田嶋謙一 (直簫流尺八奏者)
展示替え情報
*4月7日<火>より一部の作品を展示替えします。
ホームページ
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/
会場住所
〒106-0032
東京都港区六本木1-5-1
交通案内
[東京メトロ]
南北線 「六本木一丁目」駅下車・北改札1-2番出口より屋外エスカレーターで 3分
日比谷線 「神谷町」駅下車・4b出口より 徒歩10分
銀座線 「溜池山王」駅下車・13番出口より 徒歩10分
ホームページ
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
東京都港区六本木1-5-1
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