「Control place」
私達は生きている間いつもなにかに守られている。
子宮という小さな部屋から生まれおちた私達は、
家や学校のような管理されたゲージの中で生かされて行く。
けれども、時にはネガティブなゲージもある。
例えば収容所や隔離施設、そして、なわばり争いという
空しい殺戮も、なにかを守る為のエゴだったりする。
すべては私達が生きようとするチカラに他ならないのだけれど。
自由という不自由を欲しがる私達の、
どこか あてこすりな情景を描いてみたいと思う。
2014,11,17 高津美絵