タイトル等
没後100年 小林清親展
文明開化の光と影をみつめて
会場
静岡市美術館
会期
2015-02-07~2015-03-22
休催日
月曜日
開催時間
午前10時~午後7時
展示室入場は閉館30分前まで
観覧料
一般 900(700)円、大高生・70歳以上 700(500)円、中学生以下無料
◎( )内は前売りおよび20名以上の団体料金 ◎障害者手帳等をご持参の方および介助に必要な方は無料 ◎リピーター割引 2回目以降は本展の半券提示で当日券200円引き

前売券=2014年12月23日(火・祝)から2015年2月6日(金)まで販売
静岡市美術館、チケットぴあ(Pコード 766-535)、ローソンチケット(Lコード 43612)、セブンチケット(セブンコード 034-914)、谷島屋呉服町本店、谷島屋マークイズ静岡店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店
主催者
静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、静岡新聞社・静岡放送、日本経済新聞社
協賛・協力等
後援=静岡市教育委員会、静岡県教育委員会 協力=横浜美術館 助成=芸術文化振興基金
概要
江戸生まれの小林清親(こばやし きよちか 1847-1915)は、幼いころから絵を描くのが好きな少年でしたが、将軍直属の御家人(ごけにん)として15歳で家督を継ぎました。慶応4(1868)年の伏見の戦いにも参戦、明治維新後には徳川家に従って一時静岡に移住するなど、時代の大きな変化を肌身に感じる青年時代を送りました。
やがて東京に戻った清親は、明治9(1876)年、江戸からの変貌を遂げた東京風景を、光と影の表現に工夫を凝らした木版画として発表しました。世に言う“光線画”の誕生です。西洋風の表現を意識した清親の絵は、江戸の伝統を受け継ぐ彫師や摺師たちの素晴らしい職人技によって、明治の新しい浮世絵となったのです。
風景のほかにも、花鳥や静物を題材に清新な作品を次々と手がけ、一躍人気絵師となった清親でしたが、明治14(1881)年を最後に好評だった東京風景の出版を止め、社会風刺画を多く描いてジャーナリズムとの関係を深めました。明治27(1894)年に日清戦争が始まると戦争画を手がけ、世相に応じた浮世絵師としての仕事を全うしましたが、木版の衰退という大きな流れの中、次第に出版からは手を引いてゆきます。50歳を過ぎたころからは肉筆画に腕をふるい、日本各地に滞在し揮毫することもありました。
これまで、明治後期からの清親は一線を退き時代に取り残されたと見なされがちでしたが、近年、肉筆画の大作が発見され評価も変わりつつあります。没後100年の節目となる本展では、版画・肉筆画・スケッチなど約280点により、最後の浮世絵師・清親を総合的に回顧します。
イベント情報
[1] 記念講演会①
「小林清親の世界―その生涯と画業―」
日時 2月14日(土) 午後2時~(開場 1時30分)
講師 岩切信一郎氏 (新渡戸文化短期大学教授)
会場 当館多目的室
参加料 無料
定員 70名 (応募多数の場合は抽選)
申込締切 1月30日(金)必着

[2] 記念講演会②
「小林清親の学んだもの」
日時 3月7日(土) 午後2時~ (開場 1時30分)
講師 加藤陽介氏 (練馬区立美術館学芸員)
会場 当館多目的室
参加料 無料
定員 70名 (応募多数の場合は抽選)
申込締切 2月20日(金)必着

[1~2 申込方法]
当館ホームページ申込フォームまたは往復はがきにて。1件につき4名様まで。
往復はがき記載事項
①催事名、催事日 ②氏名 (参加人数分) ③年齢
④住所 (郵便番号から) ⑤電話番号
返信面に宛先を記入の上、静岡市美術館まで。
※抽選の如何にかかわらず結果は通知いたします。

[3] 学芸員によるギャラリートーク
日時 2月21日(土)、3月14日(土) いずれも午後2時~ (30分程度)
参加料 無料 (要観覧券)
申込不要。当日受付前にお集まりください。

[4] しずびチビッこプログラム
小さな子どものためのアート体験プログラム。
保護者の方は展覧会をご覧ください。
日時 2月11日(水・祝)
①午前10時30分~12時 ②午後2時~3時30分
対象 2歳以上の未就学児 各10名
会場 当館ワークショップ室
参加料 子ども1人につき500円 ※保護者は要観覧券
申込締切 1月23日(金)必着
※当館ホームページ申込フォームまたは官製はがきに、希望の時間・保護者の氏名・子どもとの続柄・住所・電話(緊急連絡先)・子どもの名前・子どもの人数・性別・年齢(月齢まで) 明記。

しずびオープンアトリエ
「提灯(ちょうちん)をつくろう! 光をとおして見る清親の世界」
春・夏の年2回、開催中の展覧会に関連した創作プログラムを実施する「しずびオープンアトリエ」。
今回は、「没後100年 小林清親展」《会期:2015年2月7日(土)~3月22日(日)》にあわせて開催します。
西洋の絵を意識して、光や影の表現に工夫を凝らした新しい浮世絵を生み出した小林清親は、夜景の美しさをとらえた画家でもありました。
文明開化のシンボルである新しい光・ガス灯などを描く一方で、蛍(ほたる)や提灯(ちょうちん)などの昔ながらの光、そして、その光のゆらぎを、大胆な明暗表現で描きました。
清親の光が描かれた作品で提灯をつくり、清親を魅了した"光のゆらぎ"を体験しませんか。
[日時]
「没後100年 小林清親展」会期中《2015年2月7日(土)~3月22日(日)》の毎週土・日曜日 【計14日】
①13:30~ ②15:00~ (各回1時間程度)
[会場]
静岡市美術館 ワークショップ室
[対象]
小学生以上 各回とも15名 (申込不要・当日先着順)
[参加料]
200円 (静岡市美術館 受付でチケットご購入の上、会場へ)

プレゼント
小林清親の戯画「壱人六面相」にちなみ、顔写真のご提示で先着500名様に粗品進呈(本展ご観覧の方に限ります)。ご家族、ペット、あるいはご自身のとっておきの顔写真をご提示ください。
展示替え情報
◎会期中作品の入れ替えをいたします。3月3日(火)より後期。
ホームページ
http://shizubi.jp/exhibition/future_150207.php
会場住所
〒420-0852
静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
交通案内
○ 電車
JR 静岡駅北口より 地下道を利用して徒歩3分
静岡鉄道 新静岡駅より 徒歩5分

○ 新幹線
東京駅・名古屋駅から 東海道新幹線ひかり号で約1時間
新大阪駅から 東海道新幹線ひかり号で約2時間

○ 車
東名 静岡ICより 約15分
※お車でお越しの際は、近隣の駐車場をご利用ください。

○ 空路
富士山静岡空港より 静鉄バス(静岡エアポートライナー)で約1時間
ホームページ
https://www.shizubi.jp/
静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
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