挿絵画家 依光 隆(1926-2012)は、昭和31(1956)年の少年少女向け SF小説の挿絵を皮切りに、様々な分野でイラストレーションを手がけてきました。
このたび、生前お世話になりました方々や熱心なファンの皆様のご声援のおかげにより、展覧会を開催することとなりました。故郷・高知、仕事の本拠地・東京の2会場で、原画約250点をはじめ、書籍や資料を展示し、半世紀にわたる画業をふりかえります。
SF、ミステリー、世界の名作文学、児童書、伝記、冒険小説、戦争小説、ノンフィクション、細密描写の科学イラスト、法廷スケッチなど…長い間の父の仕事のほんの一部ではありますが、ご覧になる皆さまの「思い出につながる絵」をみつけていただければ幸いです。
(依光 亜朱 記)