昨年も日本中で数多くの遺跡の発掘調査がありました。みなさんの町でも、発掘が行われていませんでしたか? この展示は非常に注目を集めた調査の成果です。皆さんの近所で出土したものがあるかもしれません。
今年度は、旧石器時代から江戸時代まで、全国41遺跡から約500点の出土品を展示します。この中には、 鳥取県から出土した「弥生人の脳」や東京都柴又から出土した「寅さんそっくりの人物埴輪」など興味深いものも含まれています。
また、御殿医の邸(中央区日本橋二丁目遺跡)から出土した生活道具や、大名屋敷(千代田区東京駅八重洲北口遺跡)より出土のロザリオなど、再開発等で事例検出が著しい江戸遺跡を取り上げ、江戸・東京における考古学の成果を紹介します。