タイトル等
難波田史男の世界
イメージの冒険
不条理の最高の喜びは創造である。
この世界に於いては、作品の創造だけがその人間の意識を保ち、
その人間のさまざまな冒険を定着する唯一の機会である。
創造すること、それは二度生きることである。
―史男、27-28歳頃、1968-69年頃のノートより
会場
世田谷美術館
会期
2014-12-06~2015-02-08
休催日
毎週月曜日 [ただし1月12日(月祝)は開館、翌13日(火)は休館]、および年末年始[12月29日(月)―1月3日(土)]
開催時間
午前10時~午後6時
入場は午後5時30分まで
観覧料
一般 1,000(800)円、65歳以上 800(600)円、大高生 800(600)円、中小生 500(300)円
※( )内は20名以上の団体料金。 ※一般の障害者の方は500円、大高中小生の障害者の方は無料、介助の方は1名まで無料。
主催者
世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
協賛・協力等
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会
概要
世界中の若者たちがこぞって新しい時代の感性を表出させた1960年代、難波田史男(1941-1974)は名も無き青年画家として、ひとり独自の世界を逍遥していました。不慮の事故により32歳の若さで夭折してしまいましたが、15年足らずの短い活動期間に、2,000点を超える作品を描き残していたのです。
その多くは水彩とインクを使った空想世界の描写でした。写実や構成といった絵画の基本をよそに、史男は内から溢れ出るイメージの数々を、一貫して自由なスタイルで描きつづけました。その背景には、少年期からの旺盛な読書や音楽鑑賞から得たインスピレーションもあったようです。
本展では、世田谷美術館が所蔵する全800点余の史男作品のなかから、秀作・約250点を選りすぐって展覧します。短い画歴のなかでも、その作風はときに大きく変化し、さまざまな試行錯誤の跡を見せています。画家であった父・龍起が静かに見守るなか、史男は「自由」だけを糧に、遠く深く未知の世界へと「イメージの冒険」を繰り返していたといってもいいでしょう。その果敢な冒険の道のりを、没後40年を経た今、改めて経巡ってみたいと思います。
イベント情報
●担当学芸員による展覧会解説
[世田谷美術館友の会共催]
日時:2015年1月29日(木) 午後2時―3時30分 (開場:午後1時30分)
会場:世田谷美術館 講堂
定員:先着150名 (午前10時より整理券配布)
聴講料:無料、手話通訳付

●100円ワークショップ
どなたでも、その場で気軽に参加できる工作など
日時:会期中の毎土曜日 [ただし12月27日(土)を除く] 午後1時―3時
場所:世田谷美術館 地下創作室
参加方法:時間中随時受付
参加費:1回100円
ホームページ
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/next.html
会場住所
〒157-0075
東京都世田谷区砧公園1-2
交通案内
● 東急田園都市線「用賀」駅下車、北口から徒歩17分、または美術館行バス「美術館」下車徒歩3分
● 小田急線「成城学園前」駅下車、南口から渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分
● 小田急線「千歳船橋」駅から田園調布駅行バス「美術館入口」下車徒歩5分
● 美術館専用駐車場(60台、無料):東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5分
ホームページ
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都世田谷区砧公園1-2
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