武蔵野美術大学 美術館・図書館では、本学の各研究室に所属する助手による展覧会「助手展2014 武蔵野美術大学助手研究発表」を開催いたします。本年は例年よりもスペースを拡大し、16の研究室から53名にのぼる本学の助手全員が出展する過去最大規模の展覧会となりました。本学の助手は授業運営や学生対応など教育活動の一翼を担う一方で、学内の研究室の枠を超え、若手のアーティスト、デザイナーあるいは研究者としても活躍しています。本展は当館の企画展の中でも1975年に始まり、優秀作品展に次ぐ長い歴史を誇ります。また、第1回から現在まで展覧会の企画、制作を含めイベントや広報に至るまで一貫して本学の助手自らが自主的に組織する運営委員会が行っています。時代を牽引する20~30歳代の表現者たちの作品はそれぞれの問題意識に根ざしています。彼らの作品を学内外に広く発信し、現代を生きる私たちに新たな視座と可能性を提示する機会となるでしょう。