タイトル等
記録と想起
イメージの家を歩く
会場
せんだいメディアテーク
6階ギャラリー4200
会期
2014-11-15~2015-01-12
休催日
※11月27日および12月29日から1月3日は休館
開催時間
11時~20時
観覧料
一般(大学生・専門学校生含む) 100円
高校生以下無料
(豊齢カード、障がい者手帳をお持ちの方は半額)
主催者
公益財団法人 仙台市市民文化事業団
協賛・協力等
助成
一般財団法人 地域創造 芸術文化振興基金
後援
NHK仙台放送局 TBC東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ KHB東日本放送 河北新報社 朝日新聞仙台総局 読売新聞東北総局 毎日新聞仙台支局 産経新聞社東北総局 仙台リビング新聞社 せんだいタウン情報S-Style エフエム仙台 FM76.2 RADIO3
概要
東日本大震災の後、まもなくして、せんだいメディアテークは、この未曾有の出来事を映像などで記録する活動「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(以下、わすれン!)をはじめました。せんだいメディアテークは、メディアとは何かということを確認しながら、その活用を実践していく場所です。震災に直面した当館は、その役割に立ち返り、TVや新聞には扱われようのないほどに繊細な、被災下の日々の生活を記録しようと考えました。「わすれン!」は、専門知識の有無に関わらず、記録を公に開く意志を持った人が参加する仕組みです。ですから技巧的な演出よりも、被災下の生活者の目線に沿うことを大切にした記録が多く、それらには災害と向き合う人の姿が自然なかたちで現れています。
メディアテークではこの活動をとおして、普段は無自覚的な情報の消費者であるわたしたちが、自ら意識的にメディアを用いることで、メディアによって拡張された自分の身体を再発見できるのではないかと考えました。そして、最新のメディアに身を任せ、操られるように振る舞うのではなく、人間の身体を基本とした日々の生活の中に、それらの技術を再配置することへつながるのではないかと考えたのです。
2011年から2012年にかけて、このような震災後のメディアテークの活動に賛同して集った人たちの拠点となるべく、「わすれン!」のスタッフのひとりが自宅を共同生活場所として開いていました。毎晩その台所では、記録や表現について議論が交わされ、やがてそれはすぐれた活動成果へと結実していきました。生活の重要な部分をつかさどる台所には、衣食住と表現活動を不可分とする身体の本質が現れてくるのかもしれません。本展では、このような充実した対話の場としての生活空間の可能性を展示として活かし、「わすれン!」の記録と対面する、映像のための家をつくり出します。そして、さまざまな記録映像と連続する生活空間のなかに、震災を経たいまこそ希求される「メディア・リテラシー」(メディアの読み書き能力)の切実な在り方を問いなおそうとするものです。
イベント情報
ギャラリーツアー
メディアテークの学芸スタッフや本展参加作家と一緒に展覧会をみるツアーです。
日程:11月16日、23日、12月7日、14日 ※すべて(日)
時間:14時から16時
人数:各回10名
対象:小学校高学年以上
参加費:無料 (展覧会チケットが必要です)
参加方法:メールまたはFAXにて希望日・氏名・住所・年齢を記載し、前日までに「記録と想起展係」までお申し込みください。定員に達した場合は、抽選となります。
mail: office@smt.city.sendai.jp
FAX: 022-713-4482

台所の声 ―よみかたり―
台所にまつわる詩をはじめとしたさまざまな言葉を、朗読をとおして声で鑑賞し、語り合います。
日時:11月29日(土) 15時から17時
会場:6階ギャラリー4200 ホワイエ
参加無料、申込不要、直接会場へ

てつがくカフェ「震災とメディア技術」
わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。
日時:11月30日(日) 15時から17時
会場:6階ギャラリー4200 ホワイエ
参加無料、申込不要、直接会場へ

上映会
わすれン! 参加者による映画作品と、同じく参加者で映画監督の濱口竜介が選定した作品をあわせて上映します。
日程:12月19日(金)、20日(土)、21日(日)
会場:7階スタジオシアター
料金:各回500円 (12月19日は1000円でトークイベントを含む、12月21日は無料上映プログラムあり)

上映スケジュール
12月19日
19時から 『ASAHIZA』 監督:藤井光 ※上映後トークイベントあり
12月20日
10時から 『なみのおと』 監督:酒井耕、濱口竜介
14時から 『飯館村 わたしの記録』 撮影/監督:長谷川健一、編集/構成:細谷修平 『村に住む人びと』 監督:岩崎孝正
17時から 『夜の女たち』 監督:溝口健二
19時から 『ポンヌフの恋人』 監督:レオス・カラックス
12月21日
10時から 『なみのこえ 気仙沼』 監督:酒井耕、濱口竜介
13時から 『なみのこえ 新地町』 監督:酒井耕、濱口竜介
16時から 『夏時間の庭』 監督:オリヴィエ・アサイヤス ※無料上映
ホームページ
http://www.smt.jp/projects/recalling/
会場住所
〒980-0821
宮城県仙台市青葉区春日町2-1
交通案内
地下鉄
南北線 勾当台公園駅下車、「公園2」出口から徒歩6分(約450メートル)。
東西線 大町西公園駅下車、「東1」出口または「西1」出口から徒歩13分。
東西線 青葉通一番町駅下車、「北1」出口から徒歩15分。

バス
仙台市営バス 仙台駅前-60番(仙台TRビル前、地下鉄仙台駅「中央2」出口前)のりばから 「定禅寺通市役所前経由 交通局大学病院」行き (系統番号がJまたはXで始まるバス) で約10分、メディアテーク前下車。

徒歩
仙台駅より約20分 (約1.8キロメートル)。

タクシー
仙台駅西口タクシー乗り場から約7分。


東北自動車道 仙台宮城ICから約10分 (約5.3キロメートル)。

航空機
仙台空港アクセス鉄道・仙台空港駅から仙台駅まで約25分

自転車・バイク
駐輪場と臨時駐輪場の2つがあります。
ホームページ
https://www.smt.jp/
会場問合せ先
022-713-4483
宮城県仙台市青葉区春日町2-1
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