この展覧会は、イタリアの古都ボローニャで毎年行われている、児童書専門の見本市「ボローニャ・ブックフェア」にともなうイベントとして始まりました。1967年に始まった本コンクールは、子どもの本のために描かれた作品を5枚1組にすれば誰でも応募することができるため、新人イラストレーターの登竜門としても知られ、本展をきっかけに多くの絵本作家が生まれています。開催48回目を迎えた今年は、59カ国3,190名のイラストレーターから応募があり、日本人作家15名を含む23カ国75名が入選を果たしました。さらに、ボローニャ展をきっかけに世界へ羽ばたいた2人のイラストレーター三浦太郎と刀根里衣両名を特別展示としてご紹介します。長島美術館では、1997年の開催から8回目となり、九州では唯一当館だけの開催です。世界各国から集まった個性的で楽しい物語の世界をお楽しみください。