町田久美は1970年群馬県高崎市に生まれ、1994年に多摩美術大学絵画科日本画専攻を卒業しました。2005年、西村画廊での初個展を開催。翌年、東京都現代美術館での「No Border『日本画』から/『日本画』へ」展では、伝統的な「日本画」に使用される画材を用いながらも、従来の枠組みにとらわれず自由な表現を切り開く作家として注目を集めました。その後も、“The Sovereign Asian Art Prize 2007”の受賞、ドイツ・ハノーバーのケストナーゲゼルシャフトや高崎市タワー美術館での個展、多数の展覧会への参加など、国内外での評価を着実に積み重ね、2012年には、初めての作品集(青幻舎)が刊行されました。