タイトル等
咲くやこの花
田中荘弐展
会場
常陽藝文センター
1F 藝文ギャラリー
会期
2014-10-01~2014-11-30
前期 平成26年10月1日(水)~11月2日(日)
後期 平成26年11月5日(水)~11月30日(日)
休催日
毎週月曜日
開催時間
AM 10:00~PM 5:45
観覧料
入場無料
主催者
公益財団法人常陽藝文センター
概要
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第232回として、「咲くやこの花 田中荘弐 (そうじ) 展」を開催いたします。
象嵌 (ぞうがん) は成形した素地の一部を削り取ってその部分に違う材質を埋め込むことで模様を表す技法で、金工や木工など多様な工芸品に古くから用いられてきました。陶芸においては絵付けよりもはっきりした文様の輪郭が得られることから、幾何学文様を中心に多くの作品が制作されています。
陶芸家・田中荘弐さん(北茨城市在住)は植物をモチーフに、陶土の素地に磁土の模様を埋め込む象嵌技法を研究してきました。陶土と磁土は焼成時の収縮率が大きく異なるため、併用するのは大変困難といわれています。田中さんは土の密着の仕方や乾燥の進み具合などを徹底的に管理することによって亀裂を防ぎ、焼締の深い色合いの中に透明感のある磁土による文様を浮き上がらせることに成功しました。
田中さんは綿密なスケッチから華やかな芙蓉 (ふよう) や木蓮、楚々 (そそ) とした山野草、網ほおずきなど多種多様な植物をデザインしています。葉や花弁の重なりは、奥の部分から数段階に分けて模様を削り取っては埋めて乾燥させる工程の繰り返しを経たのち、最後に輪郭や葉脈などの細い線を埋め込んで焼成します。規則性のある幾何学文様とは異なり、写実的な植物のデザインは象嵌する箇所の確認に細かい神経を使うといいます。磁土の澄んだ色彩とあでやかな曲線によって儚 (はかな) くもたくましく生きる植物が土の上に彩られ、自分ならではの技法を極めたいと研究を重ねてきた田中さんの想いを表現しています。
今展では、田中さんの大皿や壺、陶板など優品28点を二期に分けて展示します。
公益財団法人常陽藝文センター
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/tenji/
会場住所
〒310-0011
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
交通案内
水戸駅北口より徒歩8分
常磐自動車道水戸ICより約20分
北関東自動車道茨城町東ICより約18分
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
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