相模原市ゆかりの現代日本画家、岩橋英遠(1903-1999)と吉村誠司(1960-)。
相模原市民会館や相模女子大学グリーンホールの緞帳(どんちょう)でなじみの深い岩橋英遠は、激動の20世紀に興ったさまざまな美術動向をとらえながら日本画の表現に新たな地平を切り開き、戦後日本画を代表する画家として高い評価を得ています。
また、東京藝術大学で後進の指導に関わる傍ら、院展を主な舞台として活躍する吉村誠司は、日本画界の新たなリーダーとして高い注目を集めています。
日本画の伝統は、常に革新とせめぎ合いながら時代に固有の表現を生み出し、次世代に引き継がれてきました。本展では、市が収蔵する二人の作品ならびに関係者のご協力により公開が可能となった貴重な作品を通し、受け継がれてゆく絵画表現の魅力と限りない可能性を提示いたします。
この夏、日本画のチカラに触れてみませんか?