タイトル等
新潟市美術館 コレクション展Ⅱ
初心の絵画
会場
新潟市美術館
会期
2014-07-04~2014-08-24
休催日
月曜日、7月22日(火) 8月5日(火)~8日(金)
*7月21日(月・祝)、8月11日(月)は開館
開催時間
午前9時30分~午後6時
*券売は午後5時30分まで
観覧料
一般 200円(160円)
大学生・高校生 150円(110円)
中学生・小学生 100円(70円)
*( )内は団体(20名以上)料金
*土・日・祝日は中学生・小学生無料
*当館主催の企画展開催中は、その観覧券でコレクション展もご覧になれます
また、中学生・小学生は企画展と合わせて無料となります
*団体観覧で解説をご希望の場合は、事前にご連絡ください
概要
本年度第Ⅱ期のコレクション展では、「初心の絵画」と題し、新潟市美術館の収蔵品に光を当てます。
「初心」とはどのような状態を指すのでしょう。「初心忘る可 (べ) からず」の金言に見るように、人生においては尊いものとして捉えられているようです。本展では、作品を通じて、二つの角度から「初心」について考えてみます。
まず、注目するのは、作家の生涯のうち早い段階に制作された、いわゆる「若描き」の作品です。具体的には、主に20代から30代前半の間に生み出された、「若さ」が印象的な作品を取り上げます。
これらの作品から、若いという状態は、種々の、一見相反するものが綯 (な) い交ぜになっているさま、と言うことができそうです。「うぶ (初・初心)」が「産毛 (うぶげ)」という言葉と音を同じくするように、若さには、真新しく儚 (はかな) げなやわらかさがあり、そのしなやかさには、これからいくらでも変化し得るような強い生命力もあります。一方、若さを象徴する青色には、生硬で未熟な果実のイメージもあるでしょう。その硬さは、成功へと逸 (はや) る気持から来る野心や気負い、プライドといった意識、あるいは、誠実さや率直さなど、生真面目な姿勢に由来するのではないでしょうか。
また、作家が、ある表現方法から別のそれへと移行する時期にも焦点を当てます。変化の過程における試行錯誤は、現状に甘んじず、常に初心へ帰ろうという意識から生まれるとも言えます。後から振り返れば、そのような段階の作品は、ある地点に到達した時の作品ほど世間的な評価を受けない場合もあります。しかし、模索の軌跡にこそ、作家のその人らしさや志向を見ることもできるのではないでしょうか。
本展に並べられた「初心」の作品に、観ている私たちは少し気恥ずかしさを覚えるかもしれません。それは、誰しもきっと、身に覚えがあるから。けれども、往時を思い返し受け容れることが、のちの豊かな実りへとつながっていくのでしょうし、現に芸術家の創作には、その絶え間ない繰り返しという側面もあるはずです。彼らの「初心」そのものを、見守る心持でご覧いただけたら幸いです。
イベント情報
(関連イベント)

◆いずれも要当日観覧券

[1] ギャラリートーク(当館学芸員による解説)
7月26日(土)、8月23日(土)
*いずれも午後2時から(直接常設展示室にお越しください)

[2] ふれあい美術館ガイド(美術館協力会ボランティアによるご案内と解説)
7月20日(日)、8月17日(日)
*いずれも午前11時から(直接エントランスホールにお越しください)

(美術講座)

「金子孝信と昭和戦前期の日本画壇」(担当学芸員:藤井素彦)
7月19日(土) 午後2時から
*申し込み不要・当日直接講堂にお越しください *聴講無料

(夏休み子ども講座)

[1] 「色のアルバム」づくり
植物や空、建物など身近な色を画用紙に「採集」し、標本形式にまとめるワークショップです。
8月11日(月) 10時00分~16時00分 《会場》当館実習室、西大畑公園など
◆対象:小学3年生~中学3年生(小学4年生以下は保護者同伴) ◆定員:10名 ◆参加費:500円
◆持ち物:水彩絵の具セット、昼食、水筒、タオル、帽子、腕時計 ◆申込締切:8月3日必着

[2] 美術館のふしぎ? 発見ツアー
普段は一般公開されないバックヤードも見学します。今年は、当館30周年の改修工事前にあわせた特別プログラムです。
8月21日(木) 10時00分~12時00分
◆対象:小・中学生(保護者も可能) ◆定員:20名 ◆参加費:無料 ◆持ち物:水筒、タオル
◆申込締切:8月7日必着

[上記[1]・[2]の申込方法]
往復はがき・FAXのいずれかに、参加希望者の氏名・年齢・住所・電話番号・FAX番号、希望するワークショップ名を明記してお申し込みください。1通につき3名までご応募いただけます。応募多数の場合は抽選となります。いずれも申込締切日から3日以内に参加の可否を返送します。
ホームページ
http://www.ncam.jp/exhibition/2082/
会場住所
〒951-8556
新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9
交通案内
[バスをご利用の場合]
以下いずれも 新潟駅前万代口バスターミナルから
・ 【観光循環バス】
「朱鷺メッセ先回り」または「白山公園先回り」乗車約30分→バス停「新潟市美術館入口」下車→徒歩約3分

・ 【C6 八千代橋線】
乗車約16分→バス停「西堀通八番町」下車→徒歩約5分

・ 【B1 萬代橋ライン (BRT)】など
乗車約10分→バス停「古町」下車→徒歩約12分 (約860m)
※一番便数が多いです。
※「古町」から【C6八千代橋線】または【C5西堀通線】入船営業所行に乗り継ぎもできます。

[タクシーをご利用の場合]
・ 新潟駅万代口から乗車 (約10分)

[自動車をご利用の場合 (駐車場有り)]
1. 磐越自動車道、新潟中央ICを降り、桜木ICへ (新潟中央ICより約25分)
2. 昭和大橋を渡り、新潟地方裁判所手前を右折、西堀通を直進
3. ホテルイタリア軒過ぎ、ガソリンスタンド(出光)のある信号を左折、250m
ホームページ
http://www.ncam.jp/
新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索