岩合光昭は、1950(昭和25)年、東京都生まれ。1979年、写真集『海からの手紙』で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。その後、1982年から84年まで、アフリカ・タンザニアに滞在して同地に棲息する様々な野生動物を撮影し、以後、世界各地を取材して、野生動物の生き生きとした姿をとらえた写真集を刊行し、高い評価を得ました。また、こうした活動の一方、岩合は身近なネコの撮影をライフワークとして取り組み、「世界各地に暮らすネコ」や「日本全国47都道府県のネコ」などを独特の視点でとらえ、その成果を写真展や写真集などで発表し、注目を集めました。
本展では、特に岩合の「ネコ」に注目し、「近年訪れた国々のネコ」、「日本のネコ」、「岩合家のネコ」の中から厳選した222点(にゃんにゃんにゃん)の作品により、ネコの魅力をたっぷりと紹介します。