熊本市現代美術館では、「九州新幹線」や「ななつ星in九州」をはじめ、JR九州の鉄道や駅など、多数の公共デザインに取り組んでいる水戸岡鋭治の個展を開催します。
水戸岡は、一人ひとりが豊かな感性を育むことができる環境づくりを目指し、斬新な発想のもと、地域性を活かした多様なデザインを生み出してきました。それらのデザインは、ひとつのプロダクトに完結するものではなく、車両から駅、そして街へと広がり、人々の暮らしそのものを創造性あふれるものへと導きます。
熊本市では2014年8月に市電開業90周年を迎え、秋には水戸岡デザインによる新しい超低床電車がお目見えします。本展では、この新しい市電のプロジェクトとあわせて、熊本を舞台に水戸岡が提案する、活気あふれる街づくりのデザインについても探ります。
会場では、水戸岡の初期の代表作を展示するほか、子どもたちが大好きなミニトレインが走り、今話題のクルーズトレイン「ななつ星in九州」のキャビンや九州新幹線の模型、オリジナル家具も登場します。